マイクラのスクショ保存先はどこ？フォルダの開き方と変更術を完全解説

マインクラフトの世界で冒険していると、息をのむような美しい絶景や、数日かけて完成させた巨大建築、あるいは友人と遊んだ楽しい瞬間に遭遇することがありますよね。そんな時、思い出を残そうと「F2」キーを押してスクリーンショットを撮影したものの、「あれ？今撮った画像、一体パソコンのどこに保存されたの？」と迷子になってしまった経験は、クラフターなら誰しも一度はあるはずです。

実は、マインクラフトのスクリーンショット保存先は、WindowsやMacといったOSのシステムに関わる「隠しフォルダ」の奥深くに設定されていることが多く、普段パソコンを使い慣れていない方が直感的に見つけるのは非常に困難な場所にあります。「ピクチャ」フォルダを探しても見つからず、せっかくの思い出の画像が行方不明になってしまうのは、本当にストレスが溜まりますよね。

この記事では、Java版および統合版（スイッチやスマホを含む、特にWindows版）におけるスクリーンショットの正確な保存場所と、誰でも迷わずに一発でフォルダを開くための手順を、PC初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。さらに、次回から1秒でアクセスできるショートカットの作り方や、保存先が見つからない時のトラブルシューティング、さらには保存先を変更する裏技まで網羅しています。この記事を読めば、もう二度と大切な思い出をパソコンという広大な迷宮の中で紛失することはありません。

この記事のポイント

Java版のスクショは「%appdata%」を入力して隠しフォルダからアクセスする
Mac版はFinderの「フォルダへ移動」機能を使いライブラリ内を探す
統合版は撮影方法（GameBar等）によって保存先が異なるため注意が必要である
デスクトップにショートカットを作れば次回から1秒でアクセス可能になる

【完全保存版】Java版マインクラフトのスクショ保存場所と開き方

Windowsでの保存場所：「%appdata%」を使った最短アクセス術
Macユーザー必見：Libraryフォルダからの確実なアクセス手順
次回から1秒で開く：デスクトップへのショートカット作成術
ゲーム内リンクの活用：チャット欄から直接フォルダを開く裏技

Windowsでの保存場所：「%appdata%」を使った最短アクセス術

WindowsでJava版マインクラフトをプレイしている場合、スクリーンショットは通常、「Roaming」という隠しフォルダの中にある「.minecraft」ディレクトリ内に保存されています。しかし、エクスプローラーをポチポチとクリックして探そうとすると、Windowsの初期設定では隠しファイルが表示されない設定になっていることが多く、どれだけ探しても見つからないという事態に陥りがちです。そこで、最も確実で、かつPC初心者でも失敗しない「ファイル名を指定して実行」を使った最短アクセス手順を解説します。

まず、キーボードの左下にある「Windowsキー（旗のマーク）」を押しながら「R」キーを押してください。すると画面の左下に「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが表示されます。ここの入力欄に、半角英数字で「%appdata%」と入力し、エンターキーを押します。この「パーセント・アップデータ・パーセント」というコマンドは、ユーザーごとのアプリケーション設定が格納されている特別なフォルダへ一瞬でワープするための魔法の言葉です。

開いたフォルダの中に「.minecraft」というフォルダが一番上の方にあるはずですので、それをダブルクリックして開きます。その中にさらに「screenshots」という名前のフォルダがあります。ここがゴールです。このフォルダ内に、あなたがこれまでに撮影した全ての画像がPNG形式で保存されています。ファイル名は「2025-11-25_12.00.00.png」のように日付と時刻になっているため、探している画像をすぐに見つけることができます。もし頻繁に撮影する場合は、このフォルダを開いた状態で、ウィンドウ上部のアドレスバーからパスをコピーしておくと後で役立ちます。この方法はWindows 10でも11でも共通して使える鉄板テクニックです。

Macユーザー必見：Libraryフォルダからの確実なアクセス手順

MacでJava版マインクラフトを楽しんでいる場合、Windowsとはフォルダ構造が全く異なるため、探し方が大きく変わります。Macの場合、スクリーンショットは「ライブラリ（Library）」フォルダの中に格納されていますが、近年のmacOS（VenturaやSonomaなど）では、このライブラリフォルダがデフォルトで非表示になっており、Finderから普通にクリックしていっても辿り着けないことが、初心者の方が最もつまずきやすいポイントとなっています。

最もスムーズで確実なアクセス方法は、Finderの「フォルダへ移動」機能を使うことです。まず、Finder（顔のアイコン）を開いた状態で、画面上部のメニューバーにある「移動」をクリックし、その中にある「フォルダへ移動…」を選択します（またはキーボードショートカット「Command + Shift + G」）。入力ボックスが表示されたら、そこに「~/Library/Application Support/minecraft/screenshots」と入力して「移動」ボタンを押してください。ここで重要なのが先頭の「~（チルダ）」です。これは現在のユーザーのホームディレクトリを意味しており、これを忘れるとパスが見つからずエラーになるので注意してください。

もし手動で探したい場合は、Finderの「移動」メニューをクリックした状態で、キーボードの「Option」キーを押しっぱなしにしてみてください。すると、普段は隠されている「ライブラリ」という項目が魔法のように出現します。そこから「Application Support」→「minecraft」→「screenshots」の順にフォルダを辿っていくことも可能です。MacのFinderはシンプルですが、このように少し深い階層にあるため、一度場所を特定したら、そのフォルダをFinderのサイドバーにある「よく使う項目」にドラッグ＆ドロップして追加しておくことを強くおすすめします。

次回から1秒で開く：デスクトップへのショートカット作成術

毎回毎回「%appdata%」と入力したり、Macで複雑なパスを打ち込んだりするのは、正直に言って非常に面倒ですよね。特に、建築の進捗を頻繁にSNS（XやInstagram）にアップしたり、ブログや動画用の素材を撮影したりするプレイヤーにとっては、フォルダへのアクセスにかかる数十秒は大きな時間のロスになります。そこで、デスクトップにショートカットを作成し、アクセスを一瞬で済ませるための効率化テクニックをご紹介します。

Windowsの場合、先ほど開いた「screenshots」フォルダのアイコンを右クリックし、メニューの中から「送る」にマウスカーソルを合わせ、「デスクトップ（ショートカットを作成）」を選択してください。これだけで、デスクトップ上にフォルダへの直通アイコンが作成されます。今後はこのアイコンをダブルクリックするだけで、深い階層を無視してすぐに画像を確認できるようになります。アイコンの名前を「マイクラ写真」や「Minecraft Pics」など分かりやすい名前に変更しておくと、さらに使い勝手が良くなるでしょう。

Macの場合も手順は同様に簡単です。「screenshots」フォルダを右クリック（またはControlキーを押しながらクリック）し、メニューから「エイリアスを作成」を選択します。作成されたエイリアス（Windowsでいうショートカットのことです）をドラッグしてデスクトップなどの使いやすい場所に移動させてください。さらに上級者向けのテクニックとして、フォルダ内の整理術もあわせて行うと良いでしょう。撮影枚数が増えると数千枚の画像で溢れかえってしまうため、月ごとに「2025-11」のようなサブフォルダを作成して手動で移動させるか、表示設定で「作成日順」に並び替えることで、常に快適なアルバム状態を保つことができます。

ゲーム内リンクの活用：チャット欄から直接フォルダを開く裏技

実は、PCのフォルダ操作や難しいコマンド入力を一切行わずに、マインクラフトのゲーム画面から直接スクリーンショットフォルダを開くことができる便利な機能が備わっていることをご存知でしょうか？これはJava版に標準搭載されている機能で、意外と知られていない、しかし非常に強力な時短テクニックの一つです。ゲームを中断せずに画像を確認したい時に最適です。

ゲームプレイ中に「F2」キーを押してスクリーンショットを撮影すると、画面左下のチャットログに「スクリーンショットを保存しました: [ファイル名]」というメッセージが表示されます。一見ただの通知メッセージに見えますが、実は、この表示されているファイル名の部分はクリック可能な「リンク」になっています。チャット画面を開くために「T」キー（または「/」キー）を押し、マウスカーソルを表示させてから、このファイル名の部分をクリックしてみてください。

すると、自動的に画像ファイルそのものが開くか、あるいは画像が保存されているフォルダがエクスプローラー（MacならFinder）でポップアップ表示されます。この機能の素晴らしい点は、撮影した直後に「今のちゃんと撮れてるかな？」「UIを消し忘れてないかな？」と確認したい場合に、ゲームを最小化したりフォルダを探したりする手間が一切不要なことです。ただし、このログは時間が経つと流れて消えてしまうため、撮影直後の確認に特化した機能と言えます。もしログが消えてしまった場合は、前述のショートカットから探す方法を使ってください。この「撮ってすぐ確認」のサイクルを覚えると、撮影ミスにすぐ気付けるため、撮り直しの手間も大幅に減らすことができます。

【統合版対応】見つからない時の対処法と保存先変更テクニック

統合版（Windows）の特殊な保存場所とGameBarの活用
スクショが保存されない？よくあるトラブルと解決策5選
保存先を変更したい：ディレクトリ指定と管理の裏技
外部ツールの活用：より高画質・便利に撮影する方法

統合版（Windows）の特殊な保存場所とGameBarの活用

Windows 10や11で遊べる「統合版（Bedrock Edition）」の場合、Java版とはシステム構造が大きく異なるため、スクリーンショットの扱いも少々複雑です。Java版プレイヤーがよくやるように「F2キー」を押しても、統合版では何も反応しないか、あるいは保存先が全く違う場所になっていることがよくあります。これは統合版が従来のソフトとは異なるUWPアプリとして動作しているためです。

統合版でスクリーンショットを撮る最も一般的で推奨される方法は、「Windowsキー + Alt + PrintScreen」を同時に押して、Windows標準の「Xbox Game Bar」機能を使うことです。このショートカットを使うと「スクリーンショットを保存しました」という通知が出ます。この時、画像は通常「PC」→「ビデオ」→「キャプチャ」というフォルダに保存されます。ここが最大の注意点で、「ピクチャ」フォルダではなく「ビデオ」フォルダの中にあるというのが盲点となり、多くのユーザーが迷子になる原因となっています。

また、単に「PrintScreen」キーだけを押した場合は、画像がファイルとして保存されず、クリップボードにコピーされるだけ（貼り付けないと消える状態）か、あるいはOneDriveの設定によっては「ピクチャ」→「スクリーンショット」に保存されることもあり、挙動が一定ではありません。さらに、統合版の内部データ保存場所（%LocalAppData%…という非常に長いパス）もありますが、そこにあるのはワールドのアイコン画像などが主で、ユーザーが撮影したスクショは基本的にありません。したがって、統合版プレイヤーは、まず「ビデオ」フォルダ内の「キャプチャ」を確認するのが正解です。ショートカットキーが複雑で覚えにくい場合は、Xbox Game Barの設定でキー割り当てを変更することも可能です。

スクショが保存されない？よくあるトラブルと解決策5選

「F2キーやショートカットキーを押したのに保存されたメッセージが出ない」「フォルダを見に行っても画像がない」といったトラブルは、せっかくの決定的瞬間を逃してしまうため非常に不安になります。ここでは、マイクラのスクショ撮影でよくある5つの原因と、それぞれの具体的な解決策を提示します。これらを順にチェックすれば、ほとんどの問題は解決します。

キー割り当ての競合（ノートPCの場合） ノートパソコンなどを使用している場合、「F2」キーが音量調整や画面の明るさ調整などの機能キーとして優先的に割り当てられていることが多々あります。この場合、「Fn（ファンクション）」キーを押しながら「F2」を押すことで、本来のF2キーとして機能し、撮影できるようになります。
ストレージの容量不足 PCのハードディスクやSSDの容量が限界まで一杯になっていると、新しい画像ファイルを保存することができません。不要な動画ファイルなどを削除して容量を空けてから再度試してみてください。
保存場所の権限エラー PCのセキュリティ設定やウイルス対策ソフトの影響で、マインクラフトがフォルダへの「書き込み権限」を持っていない場合があります。管理者としてゲームを実行するか、セキュリティソフトの除外設定を見直す必要があります。
フルスクリーンモードの不具合 稀にですが、完全なフルスクリーンモードでプレイしている時に、Xbox Game Barなどのオーバーレイ機能が正常に動作しないことがあります。一度「F11」キーを押してウィンドウモードに切り替えてから撮影すると、上手くいく場合があります。
Java版と統合版の混同 自分がプレイしているのがJava版なのか統合版なのかを再確認してください。統合版で必死にF2キーを押していても、標準設定では何も起こりません。エディションに合った撮影方法（統合版ならWin+Alt+PrtSc）を選択しましょう。

保存先を変更したい：ディレクトリ指定と管理の裏技

「Cドライブの容量が少なくなってきたから、Dドライブの大容量HDDに保存したい」あるいは「DropboxやGoogleドライブに直接保存して、スマホでもすぐに画像を見られるようにしたい」と考える方も多いでしょう。マインクラフトのスクリーンショット保存先を任意の場所に変更することは可能です。ただし、Java版と統合版でやり方が全く異なるため注意が必要です。

Java版の場合、ランチャーの「起動構成」設定を変更することで保存先をコントロールできます。マインクラフトランチャーを起動し、「起動構成」タブを開き、使用しているプロファイル（例えば「Latest Release」）の右側にある「…」をクリックして「編集」を選びます。「ゲームディレクトリ」という項目の「参照」ボタンを押し、好きなフォルダ（例：D:\Minecraft_Data）を指定して保存します。これを設定すると、次回からそのフォルダの中に「screenshots」フォルダが自動生成されます。ただし、この方法はセーブデータ（ワールド）やリソースパックの保存場所もすべて新しいフォルダに移動することになるため、既存のワールドデータを手動でコピーして移動させる作業が必須になります。

統合版（Windows）の場合、Xbox Game Barで撮影した画像の保存先である「キャプチャ」フォルダ自体の場所を移動させます。エクスプローラーで「ビデオ」フォルダを開き、その中の「キャプチャ」フォルダを右クリックして「プロパティ」を開きます。「場所」タブを選択し、「移動」ボタンをクリックして新しい保存先（Dドライブなど）を指定します。これにより、今後撮影される画像や動画はすべて新しい場所に自動的に保存されるようになります。システムドライブの容量不足解消に非常に有効です。

外部ツールの活用：より高画質・便利に撮影する方法

マインクラフト標準の機能やOSの機能に満足できない場合、外部ツールを導入することで、より美しく、より管理しやすいスクリーンショット環境を構築することができます。特にこだわりのある建築勢や、プレイ日記を書いているブロガー、配信者の方々には、以下のツールの活用を強くおすすめします。

まず、NVIDIA製のグラフィックボード（GeForceシリーズ）を使用している方なら、「GeForce Experience」の機能が非常に強力です。「Alt + F1」でスクリーンショットを撮影でき、独自のフィルター機能「Ansel」などを使えば、色味やコントラストを調整したり、まるで一眼レフカメラで撮ったかのようなボケ味を出したりする「プロ顔負け」の写真を撮ることも可能です。保存先もツール側で自由に設定できるため、管理が容易です。

また、「Gyazo」や「Screenpresso」、「Lightshot」といったスクリーンショット特化の常駐アプリを使うのも一つの手です。これらは画面全体ではなく指定範囲のみを切り取って撮影したり、撮影直後に矢印や文字を書き込んだりする編集機能が優れています。Wikiの編集用素材を作ったり、友人にレッドストーン回路の配線を説明したりする際には、標準機能よりもこちらの方が圧倒的に便利でしょう。さらに、Java版のMODである「Replay Mod」を導入すれば、後から時間を止めてカメラアングルを自由に変えて撮影することができます。これは単なるスクリーンショットを超えて、映画のような動画制作にも使えるプロ御用達のツールですが、最高の一枚を追求するなら挑戦してみる価値は十分にあります。