マイクラ チャンクローダーの作り方!放置で稼ぐ全自動装置の仕組み

「せっかく作ったアイアンゴーレムトラップが、遠くへ冒険に出かけると止まってしまう……」そんな経験はありませんか?マインクラフトの世界では、プレイヤーが離れた場所の時間は止まってしまうのが常識です。しかし、「チャンクローダー」を導入すれば、その常識を覆すことができます。

この記事では、Java版サバイバルで最も安定して動作する「ネザーゲート式チャンクローダー」の作り方を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。素材集めから配置のコツ、さらに統合版(Switch/PS4/スマホ)とJava版の決定的な仕様の違いや、コマンドを使った管理方法まで網羅。これを読めば、あなたのワールドは24時間稼働する巨大工場へと進化し、資源不足とは無縁の生活が待っています。

この記事のポイント
  • Java版サバイバルで確実に機能する「循環式チャンクローダー」の正確な作り方がわかる
  • プレイヤー不在時でも自動農業やトラップタワーを稼働させ続ける仕組みを理解できる
  • 統合版(Bedrock)におけるチャンク読み込みの仕様と、唯一の解決策が明確になる
  • サーバーへの負荷やラグを抑えつつ、安全に装置を運用するための知識が身につく
目次

チャンクローダーの仕組みとサバイバルでの作り方

ここからは、実際にチャンクローダーを作成するための具体的な手順を解説します。この装置は「現世」と「ネザー」を行き来するアイテムを利用するため、両方のディメンションでの作業が必要です。少し複雑に感じるかもしれませんが、仕組みさえ理解すれば非常にシンプルです。

まずはチャンク読み込みの基本原理をおさらいし、その後、実際に動く装置の作り方をステップバイステップで見ていきましょう。特に「アイテムをどうやって循環させるか」という部分が装置の心臓部となりますので、素材の準備漏れがないようしっかりと確認してください。

  • チャンク読み込みの基本原理と放置のメリット
  • ネザーゲート式チャンクローダーの必要素材
  • 初心者でも簡単!具体的な作成手順と配置
  • 正常に動作しているか確認する方法

チャンク読み込みの基本原理と放置のメリット

マインクラフトの世界は無限に広がっているように見えますが、PCの負荷を減らすため、プレイヤーの周囲(シミュレーション距離)以外の場所は「時間が凍結した状態」になっています。この管理単位を「チャンク(16×16ブロックのエリア)」と呼びます。通常、プレイヤーが離れると作物の成長やレッドストーン回路、モブの湧きなどはすべて停止します。

チャンクローダーは、システムに対して「ここはプレイヤーがいる重要な場所だ」と認識させる信号を送り続ける装置です。具体的には、ネザーゲートを通じてアイテム(エンティティ)を通過させることで、その瞬間に発生する「ロード権限(チケット)」を絶え間なく更新し続けます。

この装置があれば、数千ブロック離れた場所への冒険中も、拠点の自動かまどやトラップタワーが稼働し続けます。帰宅した際にはチェストが資源で溢れているという夢のような効率化が実現するのです。ただし、これはゲームの仕様を利用したテクニックであるため、バージョンごとの挙動やサーバー負荷への配慮が不可欠です。

ネザーゲート式チャンクローダーの必要素材

Java版サバイバルにおいて最も一般的で、かつ低コストで作れるのが「ネザーゲート式」です。前述の記事で不足していた「ホッパー」を含めた、完全なリストが以下になります。これがなければアイテムが循環せず装置は止まってしまいます。

【必須アイテムリスト】

  • 黒曜石: 20〜28個(現世とネザーのゲート2基分)
  • ドロッパー: 2個(口が笑っている形のもの。ディスペンサー不可)
  • ホッパー: 2個(アイテムを回収してドロッパーに入れるために必須)
  • レッドストーンコンパレーター: 2個(ドロッパーの中身を検知)
  • 観察者(オブザーバー): 2個(信号の変化を検知してドロッパーを作動)
  • レッドストーンダスト: 2〜4個
  • 建築用ブロック: 1スタック(丸石やガラスなど。回路の土台やアイテムの飛び出し防止壁に使用)
  • 火打石と打ち金: 1個
  • 投げ込むアイテム: 1個(土や丸石など、循環させるための捨てアイテム)

特にドロッパーとディスペンサー(発射装置)の間違いには注意してください。また、ネザー側ではガストの攻撃から回路を守るため、丸石などの燃えないブロックで全体を覆う準備もしておきましょう。

初心者でも簡単!具体的な作成手順と配置

現世とネザーで「対になる同じ装置」を作ります。アイテムが「ゲートを出る→ホッパーが拾う→ドロッパーに入る→再びゲートへ発射される」という無限ループを作ることがゴールです。

手順1:現世側の設置

読み込ませたい場所にネザーゲートを作り、着火します。ゲートの枠のすぐ隣(地面)に、ゲートに向かって口を向けたドロッパーを置きます。そして、ここが重要ですが、ドロッパーの上にホッパーを接続してください(スニークしながら設置)。 次に回路です。ドロッパーの後ろにコンパレーターを設置(外向き)。その先にブロックを置き、その上にレッドストーンダスト。そのダストを監視するようにオブザーバーを設置し、オブザーバーの信号がドロッパーに伝わるようにブロックを配置します。これで「アイテムが入ると即座に発射する機構」の完成です。

手順2:座標計算とネザー側の設置

現世のゲートの座標(X, Z)をメモし、それぞれを8で割ります(例:X800ならネザーはX100)。ネザーへ移動し、計算した座標ピッタリにゲートがあるか確認します。ズレていれば作り直してください。これが混線を防ぐ鍵です。 ネザー側も現世と同じように、「ゲートに向いたドロッパー」と「その上のホッパー」、そして回路を設置します。

手順3:起動とアイテムの飛び出し防止

両方のゲート周辺をブロックで囲い、発射されたアイテムが外に飛び出さないようにします。アイテムがゲートの紫の幕に当たり、確実にホッパーの上に落ちるようにガラスなどで壁を作りましょう。 最後に、どちらかのホッパーに不要なアイテムを1つ投げ込めば、キャッチボールが始まり、装置が起動します。

正常に動作しているか確認する方法

装置が完成しても、本当にチャンクが読み込まれているかは目に見えません。以下の方法で動作テストを行いましょう。

1. アイテム消失テスト(最も確実)

ロードしておきたいエリアの地面に、不要なアイテム(土など)を1つ捨てます。通常、アイテムは5分で消滅(デスポーン)します。 アイテムを捨てたらすぐにネザー経由などで遠く(数千ブロック先)へ移動し、5分以上経過してから戻ってきます。もしアイテムが消えていれば、あなたがいない間も時間が進んでいた(ロードされていた)証拠です。逆に残っていれば、装置は動いていません。

2. かまどテスト

かまどに燃料と精錬したいアイテムをセットし、精錬中に遠出します。燃料が燃え尽きる時間以上経過してから戻り、全て焼き上がっていれば成功です。

3. デバッグ表示(Java版)

F3キーでデバッグ画面を出し、装置の近くでE:(エンティティ数)を見ます。数字がチラチラと変動していればアイテムが行き来しています。もし動いていない場合は、ホッパーがアイテムを吸えていない(位置ズレ)か、座標計算のミスが疑われます。

チャンクローダー利用時の注意点とコマンド活用法

チャンクローダーは便利な反面、使い方を誤るとワールドのデータを破損させるリスクもあります。また、統合版(Bedrock)ではJava版と仕様が大きく異なるため、同じ装置を作っても期待通りには動きません。

ここでは、統合版プレイヤーのための解決策や、サーバー管理者向けのコマンド、そしてラグや事故を防ぐための安全な運用ルールについて解説します。自分のプレイ環境に合った最適な方法を選んでください。

  • 統合版(Bedrock)での仕様と代替案
  • コマンドで解決!forceloadとtickingarea
  • サーバーへの負荷とラグ対策について
  • 動作しない原因とトラブルシューティング

統合版(Bedrock)での仕様と代替案

SwitchやPS4、スマホなどの「統合版(Bedrock)」プレイヤーの方へ。残念ながら、先ほど解説したネザーゲート式の装置は、統合版では農業や精錬の自動化には使えません

統合版でもゲートを通るアイテムによって周囲のチャンクは読み込まれますが、それは「エンティティ(モブなど)が動く」だけであり、「作物が育つ」「カマドが動く」といったブロックの更新(Block Tick)までは行われない仕様だからです。

統合版のサバイバル(実績解除あり)で放置を行いたい場合、唯一の確実な方法は「サブアカウント(2P)を利用する」ことです。画面分割や別端末を使って、稼働させたい場所にキャラクターを立たせておく。非常に物理的ですが、これが最強のチャンクローダーです。 もし実績解除にこだわらない(チートON)なら、後述するコマンドを使うことで、Java版以上に簡単に解決できます。

コマンドで解決!forceloadとtickingarea

サバイバルでの実績解除を気にしない場合や、サーバー管理者であれば、コマンド一つでエリアを永続的に読み込ませることができます。

Java版:/forceload コマンド /forceload add <始点X Z> <終点X Z> 例:/forceload add ~ ~(現在地のチャンクを永続ロードに追加) 解除するには /forceload remove all を使います。装置を作る必要がなく、サーバー再起動後も維持されるため非常に強力です。

統合版:/tickingarea コマンド 統合版には専用の優秀なコマンドがあります。 /tickingarea add circle ~~~ 4 <名前> これは「現在地から半径4チャンクを読み込み続ける」という命令です。Java版のゲート式とは異なり、このコマンドを使えば統合版でも作物の成長や装置の稼働が可能になります。 登録リストの確認は /tickingarea list、削除は /tickingarea remove <名前> で行えます。最大10エリアまで登録可能です。

サーバーへの負荷とラグ対策について

チャンクローダーは、本来システムが休ませている場所を無理やり動かす行為です。無計画な設置はPCのフリーズやサーバーダウンを招きます。

最も危険なのは「アイテムのオーバーフロー」です。例えば、自動装置で回収されたアイテムがチェストに入りきらず溢れ出した場合、チャンクローダーが稼働していると、プレイヤーが見ていない間に数万個のアイテムが地面に散らばることになります。この状態でその場所に近づくと、処理落ちでログインできなくなる「ラグ死」の危険があります。

安全運用の3カ条

  1. ゴミ処理機構は必須: 余分なアイテム(種や丸石など)はサボテンや溶岩で自動焼却する仕組みを必ず併設する。
  2. スイッチを付ける: 必要な時だけ稼働させられるよう、ドロッパーにレバーを付けて停止できるようにする。
  3. マルチのルール厳守: 公開サーバーではチャンクローダーが禁止されていることも多いので、必ず規約を確認する。

動作しない原因とトラブルシューティング

「手順通りに作ったのに動かない」という場合のチェックリストです。

原因1:アイテムが循環していない(最頻出) ドロッパーから出たアイテムをホッパーが吸えていないケースです。 対策: ネザー側、現世側ともに、ゲートから出たアイテムがブロックの壁などに当たって、確実にホッパーの上に落ちるようになっていますか?アイテムが黒曜石の枠の上に乗っかったまま止まっていれば、ガラス板などで誘導路を微調整してください。

原因2:ネザーゲートの混線 対策: 座標計算(X, Z ÷ 8)は完璧でも、Y座標(高さ)がズレすぎていると別のゲートにつながることがあります。ネザー側のゲートを一度壊し、計算通りの座標に作り直してください。

原因3:ディメンションの読み込みリセット サーバー再起動やワールドに入り直した直後は、チャンクローダー自体が止まっていることがあります。

対策: ログインするたびに、一度だけ自分自身がゲートをくぐってネザー側を読み込ませてください。一度アイテムが流れ始めれば、あとは自動で継続します。

総括:チャンクローダーでマイクラの時間を支配し、資源効率を最大化しよう

今回のまとめです。

  • チャンクローダーはプレイヤー不在時も特定の場所の時間を動かす装置
  • Java版ではネザーゲート、ドロッパー、そしてホッパーを使った循環システムで作る
  • ドロッパーとホッパーでアイテムをキャッチボールさせることで読み込み権限を更新し続ける
  • 作成には正確な座標計算(現世÷8=ネザー)と、アイテムをこぼさない囲いが重要
  • 動作確認には「5分放置してアイテムが消えるか」のテストが有効
  • 統合版ではゲート式で農作物を育てることはできないため、サブ垢かコマンド推奨
  • コマンドが使えるならJava版は/forceload、統合版は/tickingareaが最適解
  • アイテム溢れによるワールド破損を防ぐため、ゴミ処理機構は必ず併設する
  • 仕様とリスクを正しく理解して使えば、サバイバル生活の効率は劇的に向上する
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この記事を書いた人

マインクラフトのピクセル建築とドット絵制作を愛するクラフター。
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