【マイクラ】蜘蛛の巣の回収方法と使い道!無限化テクニックや建築活用術

マインクラフトの世界を冒険していると、廃坑の奥深くや古い洋館で「蜘蛛の巣」に足を取られた経験は誰しもあるはずです。粘着質で動きを鈍らせるこのブロックは、単なる探索の邪魔者として見過ごされがちですが、実は正しい扱い方を知ることで、サバイバル生活を劇的に豊かにする可能性を秘めています。かつては入手数に限りがある貴重品でしたが、最新のアップデートにより、その回収方法や入手効率は大きく変化しました。

この記事では、蜘蛛の巣をアイテムとして綺麗に回収するための道具選びから、バージョン1.21で可能になった画期的な「無限化」の方法、そして集めた蜘蛛の巣を使ったトラップ作成や建築デザインまでを徹底解説します。これを読めば、厄介な障害物だった蜘蛛の巣が、あなたのインベントリに常備しておきたい頼れる相棒へと生まれ変わるでしょう。初心者の方も上級者の方も、蜘蛛の巣の真価を再発見してみてください。

この記事のポイント
  • 蜘蛛の巣をそのままアイテム化するには「ハサミ」の使用が必須
  • 剣や素手で破壊するとブロックではなく「糸」1個に変化してしまう
  • 主な入手場所は廃坑、要塞の図書室、森の洋館、ゾンビ村である
  • Ver1.21で追加された「ウィービングのポーション」で量産が可能になった
  • 落下ダメージ無効化やトラップの減速装置、建築の煙表現に役立つ
目次

マイクラの蜘蛛の巣を回収する正しい手順と入手場所

  • 蜘蛛の巣をアイテムとして入手するための道具
  • サバイバルで見つけやすい生成場所と無限化の方法
  • 蜘蛛の巣と糸の違いおよび変換の仕組みについて

蜘蛛の巣をアイテムとして入手するための道具

マインクラフトで廃坑などを探索中に蜘蛛の巣を見つけた際、多くのプレイヤーがやってしまいがちなのが、手に持っている剣やツルハシ、あるいは素手でそのまま殴って壊してしまうことです。蜘蛛の巣は非常に特殊なブロックであり、適切な道具を使わずに破壊してしまうと、ブロックとしての「蜘蛛の巣」はドロップせず、クラフト素材である「糸」に変化してしまいます。これでは、後述する建築やトラップへの活用ができなくなってしまいます。

蜘蛛の巣を「ブロックの状態」で回収するために絶対に必要な道具、それは「ハサミ」です。鉄の延べ棒2個で簡単にクラフトできるハサミを手に持ち、蜘蛛の巣に向かって使用(破壊)することで、瞬時にアイテム化してインベントリに収めることができます。ハサミを使用した場合の耐久値消費は1ですが、剣で無理やり壊すと倍の耐久値を消費してしまう上、糸になってしまうためメリットがありません。

また、例外として「シルクタッチ(技能)」のエンチャントが付いた剣や道具を使用することでも、蜘蛛の巣のまま回収することが可能です。しかし、シルクタッチ付きの道具は作成コストが高く、耐久値を無駄に消費するのは得策ではありません。探索に出かける際は、廃坑などで大量の蜘蛛の巣に出くわすことを想定し、コストの安いハサミを2〜3本常備しておくのが最も賢い選択です。

サバイバルで見つけやすい生成場所と無限化の方法

蜘蛛の巣を効率よく集めるためには、生成される構造物を知ることが近道です。最もポピュラーな場所は「廃坑」です。地下に広がるこのダンジョンには、通路を塞ぐように大量の蜘蛛の巣が自然生成されています。

特に「洞窟グモ(ケイブスパイダー)」のスポーンブロック周辺は巣が密集しており、一度に数スタックを集めることも難しくありません。その他、エンドポータルのある「要塞」の図書室や、森の洋館の「蜘蛛の部屋」、イグルーの地下室、そしてレアな「ゾンビ村」でも入手可能です。

そして特筆すべきは、バージョン1.21のアップデートにより、蜘蛛の巣が「再生可能な資源」になった点です。新しく追加された「ウィービング(蜘蛛の巣)のポーション」を使用します。このポーションは、奇妙なポーションに蜘蛛の巣を醸造して作成でき、投擲などをして「ウィービング」の状態異常になったモブを倒すと、その場に2〜3個の蜘蛛の巣が生成されるという特性があります。 つまり、最初に自然生成された蜘蛛の巣を最低1つ回収できれば、それを種にしてポーションを作り、モブを倒して増やすというサイクルで無限に増殖させることが可能になったのです。これにより、大規模な建築で蜘蛛の巣を使いたい場合も、ワールド中を探し回る必要がなくなりました。まずはハサミを持って廃坑へ行き、最初の「種」となる蜘蛛の巣を持ち帰ることから始めましょう。

蜘蛛の巣と糸の違いおよび変換の仕組みについて

「蜘蛛の巣」と「糸」は見た目や出所が似ていますが、マイクラ内での扱いは明確に区別されています。初心者が特に混乱しやすいのが、この二つの変換ルールです。まず、「蜘蛛の巣」は設置可能なブロックであり、強力な減速効果や落下ダメージ無効化などの物理的な機能を持ちます。

一方、「糸」は主に弓や釣竿などのクラフト素材として使われるアイテムです。 重要なのは、変換が基本的に「一方通行」であるという点です。設置された蜘蛛の巣を剣などで破壊すると「糸」になります。しかし、逆に「糸」をいくつか集めて作業台でクラフトしても、バニラ(MODなし)の環境では「蜘蛛の巣」に戻すことはできません。

かつての統合版(Bedrock)には、蜘蛛の巣1個を作業台で糸9個に分解できるレシピが存在しましたが、現在はパリティ(仕様統一)により廃止されています。現在はJava版・統合版ともに、蜘蛛の巣を分解して得られる糸は基本的に1個(破壊時)となっているため、資材としての価値交換には慎重になる必要があります。

つまり、一度「糸」にしてしまった資源を「蜘蛛の巣」に戻すには、前述したウィービングのポーションを使う以外に方法がなく、非常に手間がかかります。倉庫の整理をする際、「邪魔だから全部糸にしてしまおう」と安易に分解してしまうと、建築やトラップで必要になった時に後悔することになります。蜘蛛の巣は「蜘蛛の巣」のまま保管し、糸が必要な場合はトラップタワーのドロップや、ピグリンとの交易などで別途調達するのが鉄則です。

建築やトラップで役立つ蜘蛛の巣の活用テクニック

  • モブの動きを制御するトラップや防衛ラインへの応用
  • 煙や霧を表現する建築デザインと装飾アイデア
  • 落下ダメージの完全無効化と緊急時のサバイバル術

モブの動きを制御するトラップや防衛ラインへの応用

蜘蛛の巣の最大の特徴は、触れたあらゆるエンティティ(プレイヤー、モブ、ドロップアイテム)の移動速度を極端に低下させることです。通常の歩行速度の約15%程度まで減速し、ジャンプすら封じられるこの効果は、サバイバルでのモブ制御において最強のツールとなります。

代表的なのが、落下式トラップタワーでの利用です。 高所からモブを落下させてダメージを与える際、落下地点の直前に蜘蛛の巣を一層挟むことで、モブがゆっくりと降下するようになります。これにより、後続のモブと重なって一箇所にまとまる「溜め」の時間を作ることができ、範囲攻撃やポーションで一網打尽にする効率的な処理層が構築できます。また、水流式アイテム運搬路において、アイテムが流れる位置を中央に補正したり、特定の場所で減速させたりする際にも、蜘蛛の巣の当たり判定と減速効果が精密なギミック作りに役立ちます。 対人戦(PvP)や拠点の防衛においても、その効果は絶大です。拠点の入り口や壁際に蜘蛛の巣を設置しておけば、侵入者の足を止め、その間に弓矢で迎撃する時間を稼げます。蜘蛛の巣に捕まっている間はブロックの破壊速度も低下するため、侵入者にとっては見た目以上に厄介な障壁となります。鉄の扉やフェンスよりも突破に時間がかかる場合も多く、見た目の不気味さを許容できるなら、非常に低コストで強力なセキュリティシステムとして機能します。

煙や霧を表現する建築デザインと装飾アイデア

蜘蛛の巣は機能性ブロックとしてだけでなく、建築における表現の幅を広げる優秀な装飾アイテムでもあります。その白く半透明で不規則なテクスチャは、工夫次第で「個体」以外のものを表現するのに最適です。最も有名なテクニックは「煙」の表現でしょう。民家の煙突や工場の排気口の上に、蜘蛛の巣を空に向かってランダムに数個積み上げるだけで、風になびきながら立ち昇るリアルな煙を表現できます。

焚き火ブロックの煙パーティクルは一定の高さで消えてしまいますが、蜘蛛の巣であれば高さや形、流れる方向を自由にデザインでき、遠くから見ても描画され続けるというメリットがあります。

また、滝壺の近くに設置して「水しぶき」に見立てたり、空中に配置して「雲」の一部や、魔法使いの塔の周りに漂う「魔力のエフェクト」として活用したりすることも可能です。色付きガラスでは出せない、有機的でモヤっとした質感が、建築に動きとストーリー性を与えてくれます。

もちろん、本来の役割である「廃墟」の演出にも欠かせません。天井の隅や、地下室の棚の間、使われなくなった鉱道の入り口などに設置するだけで、長い年月が経過した古びた雰囲気を一瞬で作り出せます。この際、規則正しく並べるのではなく、プレイヤーの動線を少し邪魔するようにランダムに配置するのがコツです。「掃除されていない感」を出すことで、建築物にリアリティと歴史の深みを持たせることができる、唯一無二のブロックと言えるでしょう。

落下ダメージの完全無効化と緊急時のサバイバル術

高所作業が多い建築現場や、高低差の激しいネザーの探索において、転落死は常に隣り合わせの危険です。水バケツを足元に撒いて着地する「水バケツ着地(MLG)」は有名ですが、実は蜘蛛の巣にもそれを上回る安全性能があることをご存知でしょうか。蜘蛛の巣には、落下してきたプレイヤーの速度を瞬時にリセットし、どんな高さから落ちても落下ダメージを「ゼロ」にする効果があります。

特筆すべきは、水が蒸発してしまうネザーでも使用可能である点です。ネザーで足場を踏み外した際、素早く真下に蜘蛛の巣を設置できれば、マグマダイブや落下死を回避できます。また、スライムブロックやベッドとは異なり、着地時にバウンドしてしまうこともないため、狭い足場への着地にも適しています。

この特性を利用して、拠点の地下深くへ直行する「フリーフォール式エレベーター」を作るのもおすすめです。 縦穴の最下層に蜘蛛の巣を一つ設置しておけば、地上から飛び降りるだけで、ダメージなく安全に最下層へ到着できます。はしごを降りる時間を大幅に短縮でき、水流エレベーターのような設置の手間もありません。ただし、着地後は蜘蛛の巣による移動制限を受けるため、足元をフェンスゲートにしたり、横から素早く抜け出せるスペースを確保したりといった脱出用の工夫は必要です。ハサミと一緒に蜘蛛の巣を数個持ち歩くことは、命を守る保険としても非常に有効な手段なのです。

総括:マイクラの蜘蛛の巣はハサミで回収し無限化して使い倒そう

この記事のまとめです。

  • 蜘蛛の巣をブロックとして回収するにはハサミが必須である
  • 剣や素手で壊すとただの糸になってしまうため注意が必要
  • 主な入手場所は廃坑、要塞、森の洋館、ゾンビ村などである
  • Ver1.21から「ウィービングのポーション」で無限化が可能になった
  • かつての「作業台で糸9個に分解」するレシピは廃止されている
  • 糸から蜘蛛の巣へのクラフトは不可(ポーション経由のみ)
  • 最大の特徴は触れたものを強力に減速させる効果である
  • 落下ダメージを完全無効化するためネザーでの着地にも使える
  • 建築では煙突の煙や霧を表現する装飾ブロックとして優秀
  • 廃墟の演出だけでなくトラップや防衛設備にも応用できる
  • 貴重な資源だったが今は量産できるため積極的に活用すべき
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この記事を書いた人

マインクラフトのピクセル建築とドット絵制作を愛するクラフター。
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