マイクラ2b2tの入り方完全ガイド!待機列回避から無法地帯の歩き方まで

世界で最もカオスとも言われるアナーキーサーバー、2b2t。

この記事では、2b2tへの具体的な接続方法から、Java版のバージョン設定、気になるサーバーアドレス、そして悪名高い待機列の仕組みや優先キューの詳細、さらには過酷な環境で生き抜くための最初のステップまで、あなたが2b2tを始めるために必要な情報を徹底解説します。

チートやグリーフィングが横行するこのサーバーで、あなたの冒険を始める準備はいいですか?

この記事のポイント
  • 2b2tへの具体的な参加手順がわかる
  • 推奨バージョンやサーバーアドレスを網羅
  • 待機列の仕組みと優先キューの活用法を解説
  • 過酷な初期スポーン地点を生き抜くヒント
目次

マイクラ2b2tの入り方:基本ステップと必須知識

  • 2b2tとは?無法地帯アナーキーサーバーの魅力と実態
  • 参加必須!Minecraft Java版の購入とインストール方法
  • 2b2tサーバーアドレスと推奨バージョン最新情報(2024年版)
  • 2b2tはスマホやスイッチ (BE版) で遊べる?Java版限定の理由
  • Minecraftランチャー設定:2b2t向けバージョン選択とメモリ割り当て

2b2tとは?無法地帯アナーキーサーバーの魅力と実態

2b2t、正式名称「2builders2tools」は、Minecraftサーバーの中でも特に異彩を放つ存在です。2010年12月に設立されたこのサーバーは、Minecraftで最も古いアナーキーサーバーの一つとして知られています。アナーキーサーバーとは、その名の通り「無秩序」を基本理念とし、一般的なサーバーにあるような厳格なルールや運営による積極的な介入がほとんど存在しない場所を指します。2b2tでは、プレイヤーによる建造物の破壊(グリーフィング)や、ゲームを有利に進めるためのチートプログラムの使用、ハッキングといった行為が日常茶飯事であり、これらが実質的に容認されているのです。

サーバー内のゲーム難易度は常に「ハード」に設定され、プレイヤー対プレイヤーの戦闘(PvP)はいつでもどこでも可能です。このような過酷な環境から、一部メディアでは「Minecraftで最悪のサーバー」と評されることもあります。しかしその一方で、絶対的な自由がもたらす予測不可能な展開や、プレイヤー自身の手によって刻々と変化していく世界に魅力を感じる人々も少なくありません。

2b2tの特筆すべき点は、サービス開始以来一度もワールドマップがリセットされていないことです。これにより、10年以上にわたるプレイヤーたちの活動の痕跡が、良くも悪くも広大なマップの至る所に残されています。数えきれないほどのプレイヤーが参加し、その結果としてサーバーのデータ量は数十テラバイトにも及ぶと言われています。

このサーバーの文化は非常に過酷で、新規プレイヤー(しばしば「newfag」と呼ばれます)に対しては特に厳しい洗礼が待っています。チャット欄は時に荒らしや罵詈雑言で溢れかえり、「誰も信用するな」というのが暗黙の了解の一つです。しかし、この混沌とした自由こそが2b2tの最大の魅力であり、他では味わえない唯一無二の体験を求めるプレイヤーを引きつけてやまない理由なのでしょう。無法地帯であるがゆえの危険と隣り合わせのスリル、そして何が起こるかわからない緊張感が、2b2tの魅力と実態を形作っています。

参加必須!Minecraft Java版の購入とインストール方法

伝説のアナーキーサーバー2b2tへの扉を開くには、まず「Minecraft: Java Edition」を手に入れる必要があります。2b2tはその歴史的経緯や技術的背景から、Java版専用のサーバーとして運営されています。コンソール版やスマートフォン版などのBedrock Editionでは、残念ながらオリジナルの2b2tに参加することはできません。

Minecraft Java版の購入は、Minecraftの公式サイト (minecraft.net) から行います。以前はJava版とBedrock版は別々に販売されていましたが、現在は「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」というバンドル版として提供されており、一度の購入で両方のエディションを入手できるようになりました。ただし、2b2tで遊ぶためには、このバンドルに含まれるJava版を起動する必要があることを覚えておきましょう。

購入手順は以下の通りです

  1. Minecraft公式サイトにアクセスし、「マインクラフトを購入」のボタンをクリックします。
  2. プレイするプラットフォームとして「パソコン」を選択します。
  3. 「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」を選び、購入手続きを進めます。
  4. 購入にはMicrosoftアカウントでのサインインが必須です。お持ちでない場合は、画面の指示に従って新規作成してください。
  5. 支払い情報を入力します。クレジットカードやPayPalなどが利用可能です。

購入が完了すると、Minecraft Launcherをダウンロード・インストールできるようになります。このランチャーを通じて、Java版とBedrock版のどちらを起動するか選択したり、ゲームのバージョン管理や設定変更を行ったりします。2b2tへの参加は、このMinecraft LauncherからJava版を起動することが第一歩となります。

2b2tサーバーアドレスと推奨バージョン最新情報(2024年版)

2b2tへ接続するためには、正確なサーバーアドレスと、互換性のあるMinecraftのバージョンを知っておくことが不可欠です。まず最も重要なサーバーアドレスですが、オリジナルの2b2t公式サーバーアドレスは「2b2t.org」です。インターネット上には派生サーバーや模倣サーバーも存在するため、本家2b2tを目指すのであれば、このアドレスを正確に入力してください。

次にバージョンについてです。2b2tは長らくMinecraftバージョン1.12.2で運営されていましたが、2023年後半から2024年にかけて1.19、そして1.20へとアップデートされました。さらに、将来的には1.21へのアップデートも計画されています。サーバー自体は「ViaVersion」のようなプラグインを導入しているため、最新のネイティブバージョンだけでなく、ある程度古いバージョンのクライアントからでも接続できる場合があります。例えば、1.12.2から最新の1.20.xまで対応していることが多いです。

しかし、最も安定したプレイ体験や、MOD(特にチートクライアントなど)の互換性を考慮すると、サーバーの現在のネイティブバージョン、またはコミュニティで広く推奨されているバージョンを使用するのが良いでしょう。2024年初頭の時点では1.20.4がネイティブバージョンとして稼働しており、多くのプレイヤーがこのバージョンか、MODの対応が豊富な1.19.4などで接続しています。サーバーが1.21にアップデートされた場合は、1.21.x系のバージョンが推奨されることになるでしょう。常に公式のアナウンス(例えば2b2tのSubredditなど)を確認し、最新の情報を得るように心がけてください。

項目詳細
サーバー名2b2t (2builders2tools)
公式サーバーアドレス2b2t.org
現在の主な対応MinecraftバージョンJava Edition 1.20.4 (1.21へアップデート予定あり、公式サイト等で最新情報を確認)
過去バージョン互換性ViaVersionにより1.12.2等からも接続可能な場合あり
サーバーの種類アナーキー
基本ルール実質なし (チャットルール等一部あり、詳細は公式Terms of Service参照)

このサーバーは、その長い歴史の中で幾度となくバージョンアップを経験してきましたが、ViaVersionの存在は多くのプレイヤーにとって、自身の環境を維持しつつ最新のサーバー状況に対応できるという点で大きな助けとなっています。ただし、あまりにも古いバージョンで接続すると、新しいブロックやMOBが正しく表示されない、一部機能が利用できないといった不具合が発生する可能性もあるため、注意が必要です。

2b2tはスマホやスイッチ (BE版) で遊べる?Java版限定の理由

「2b2tはスマートフォンやNintendo SwitchなどのBedrock Edition(BE版)でプレイできますか?」という質問は非常によく聞かれますが、残念ながら、多くのプレイヤーが話題にするオリジナルの2b2tサーバーは、Minecraft: Java Edition専用です。

このJava版限定の理由はいくつかあります。まず、2b2tは2010年にJava版Minecraftのサーバーとして誕生しました。これは、Bedrock Editionが現在のような形で普及するずっと前のことです。そのため、サーバーの基盤となるシステム、長年蓄積された広大なワールドデータ、そして運営に不可欠な各種プラグイン(例えば、後述する待機列システムなど)は、すべてJava版の環境を前提として構築・最適化されています。

次に、MODやカスタムクライアントの文化の違いが挙げられます。Java版Minecraftは、MODコミュニティが非常に活発で、サーバー運営を助けるプラグインから、プレイヤーが利用する便利なユーティリティMOD、そして2b2tのようなアナーキーサーバーで頻繁に用いられる「チートクライアント」に至るまで、多種多様なものが開発されてきました。2b2tのゲーム性の一部は、これらのカスタムクライアントの存在と深く結びついています。一方、Bedrock EditionのMOD環境はJava版とは異なり、同等の自由度や種類の豊富さはありません。特に、2b2tで「暗黙の了解」となっているような高度なチートクライアントの動作は、Bedrock版では再現が難しいか、あるいはサーバー全体を不安定にするような形でしか実現できない可能性があります。

サーバーの安定性やパフォーマンスも理由の一つです。2b2tのような巨大で、何が起こるかわからないカオスな環境を安定して稼働させるには、Java版で長年培われてきたサーバーソフトウェア(例えばPaperMCなど)の高い安定性とカスタマイズ性が不可欠です。

もちろん、「2b2tPE.org」や「play.2b2t.be」といった、Bedrock Editionで2b2tの雰囲気を模倣した非公式サーバーも存在します。しかし、これらはオリジナルの2b2tとは運営者も異なり、ワールドデータも別物で、あくまで「2b2t風」の体験を提供するものです。この記事で解説している、歴史と知名度のある2b2tは、Java版限定であることをご理解ください。

Minecraftランチャー設定:2b2t向けバージョン選択とメモリ割り当て

2b2tサーバーへ快適に接続し、プレイするためには、Minecraftランチャーでいくつかの設定を適切に行うことが推奨されます。特に重要なのは、「ゲームバージョンの選択」と「メモリ割り当て量の調整」です。

まず、ゲームバージョンの選択です。Minecraftランチャーを起動し、「起動構成」タブを選びます。「新規作成」をクリックすると、新しいプロファイルを作成できます。ここで、「バージョン」のドロップダウンリストから、2b2tが対応している、または推奨されているバージョンを選択します。

前述の通り、2b2tはViaVersionを導入しているため複数のバージョンで接続可能ですが、一般的にはサーバーのネイティブバージョン(例:1.20.4など)か、MODやクライアントとの互換性が高いとされるバージョン(例:1.19.4など)を選ぶと良いでしょう。プロファイルに分かりやすい名前(例:「2b2t_1.20.4」など)を付けて保存します。

次に、メモリ割り当て量の調整です。Minecraft、特に2b2tのような広大で何が起こるかわからないサーバーでは、クライアント側で十分なメモリを割り当てることで、動作の安定性向上やカクつきの軽減が期待できます。デフォルトでは2GB程度しか割り当てられていないことが多いため、これを増やすことを検討しましょう。

起動構成の編集画面で、「その他のオプション」をクリックすると、「JVMの引数」という項目が表示されます。この中の「-Xmx2G」のような部分がメモリ割り当てを指定しています(この例では2GB)。この数字を変更することで割り当て量を調整できます。例えば、4GBを割り当てたい場合は「-Xmx4G」、8GBなら「-Xmx8G」と書き換えます。

システムに搭載されている総メモリ量にもよりますが、一般的に8GB以上のメモリを搭載しているPCであれば4GB~6GB程度、16GB以上なら8GB程度を割り当てても良いでしょう。ただし、PC全体の動作に影響が出ないよう、総メモリ量の半分程度を上限の目安と考えるのが無難です。F3デバッグ画面でメモリ使用量を確認しながら調整するのも一つの方法です。適切なバージョン選択とメモリ割り当ては、2b2tでの過酷な冒険を少しでも快適にするための重要な準備と言えるでしょう。

マイクラ2b2tの入り方:待機列とカオスへのダイブ

  • 2b2t名物「待機列」とは?長時間待ちの理由と仕組み解説
  • 優先キュー(Priority Queue)とは?購入方法と料金、価値を解説
  • いざ接続!2b2tサーバーへの参加手順と初回スポーンの現実
  • 最初の関門:スポーン地点からの脱出戦略と食料確保術
  • チートは当たり前?2b2tにおけるMOD・クライアント事情と注意点

2b2t名物「待機列」とは?長時間待ちの理由と仕組み解説

2b2tに参加しようとすると、ほぼ確実に出くわすのが「待機列(キュー)」です。これは、サーバーが同時に処理できるプレイヤー数に上限があるため、それを超える接続希望者がいた場合に、順番待ちをさせるためのシステムです。2b2tの待機列は、特に2016年に有名YouTuber「TheCampingRusher」がサーバーを紹介したことでプレイヤーが殺到し、サーバーシステムを維持するために導入されたのが始まりと言われています。

この待機列の仕組みは、簡単に言えば、2b2t本体のサーバーとは別の「キューサーバー」にまず接続され、そこで順番を待つというものです。プレイヤーは、かつてエンドゲートウェイが並ぶ箱のような空間、現在では何もないエンド空間のような場所で、スペクテイターモードのまま自分の番が来るのを待ちます。順番が来ると、BungeeCordといったシステムを介してメインの2b2tサーバーへと転送されます。

問題なのはその待ち時間です。ピークタイムには数百人、時には1000人を超えるプレイヤーが待機列に並び、数時間から十数時間待つことも珍しくありません。例えば、700人待ちで約6時間、1000人待ちなら10時間以上という報告もあります。これは、無料の通常待機列(ベーシックキュー)の枠が、有料の優先待機列(プライオリティキュー)に比べて少なく設定されていることなどが影響しています。

この待機列システムは、サーバー運営者であるHausemasterにとってサーバー維持費用を賄うための収益源の一つともなっており、今後も完全になくなる可能性は低いと考えられています。一部のチートクライアントには、接続が切れても自動的に再接続して待機列の位置を保持しようとする「AutoReconnect」機能が含まれていることもありますが、それでも長時間の待機は避けられないことが多いのが現状です。この待機列こそが、2b2tに挑む最初の、そして最大の関門と言えるかもしれません。

優先キュー(Priority Queue)とは?購入方法と料金、価値を解説

2b2tの長大な待機列を前にして、「もっと早くサーバーに入りたい」と願うプレイヤーのために用意されているのが「優先キュー(Priority Queue)」です。これは有料のサービスで、購入することで一般の待機列を大幅にスキップし、より迅速に、場合によってはほぼ即座に2b2tサーバーへアクセスできるようになります。

優先キューの料金は、一般的に月額19.99米ドルです。公式ショップでは3ヶ月まとめて購入すると1ヶ月あたり17.99米ドルになる割引プランも提供されています。日本円に換算すると、為替レートにもよりますが、月額でおおよそ2500円~3000円程度となります(記事執筆時点)。

この優先キューの公式な購入場所は、2b2tの公式ウェブショップ「shop.2b2t.org」です。他の非公式な経路での販売や譲渡の話には注意が必要です。公式ショップでの購入手順は、サイトにアクセスし、希望する優先キューのプラン(例:1ヶ月または3ヶ月)を選択、Minecraftのプレイヤー名を入力し、安全な決済ゲートウェイ(Tebex Limitedが処理を担当)を通じて支払いを行う、という流れになります。

では、この月額約20ドルの価値はあるのでしょうか。これはプレイヤーのプレイスタイルや時間的制約によって大きく評価が分かれるところです。毎日数時間も待機列で待つことを考えれば、特にプレイ時間が限られている社会人や学生にとっては、時間を買うという意味で非常に価値が高いと言えます。事実上、2b2tを快適にプレイするためには「有料オプション」と考えるプレイヤーも少なくありません。ただし、サーバーが極端に混雑している時間帯には、優先キューでも多少の待ち時間が発生することもあるようです。それでも、通常の待機列に比べれば格段に短い時間で済むため、2b2tでの活動を本格的に考えているなら、優先キューの導入は検討に値するでしょう。

項目詳細
サービス名Priority Queue (優先キュー)
料金(1ヶ月)$19.99 USD (記事執筆時点のレートで約2800円~3100円)
料金(3ヶ月プラン/月あたり)$17.99 USD (10%割引、記事執筆時点のレートで約2500円~2800円/月)
主な特典待機列の大幅短縮・ほぼ即時アクセス
公式購入場所shop.2b2t.org

この優先キュー制度は、サーバー運営費を賄うという現実的な側面と、アナーキーサーバーでありながらアクセスに階層が生まれるという側面を併せ持っています。プレイヤーはこの点を理解した上で、自身の状況に合わせて利用を判断する必要があります。

いざ接続!2b2tサーバーへの参加手順と初回スポーンの現実

Minecraft Java版の準備とランチャー設定が完了し、待機列の覚悟(あるいは優先キューの準備)ができたら、いよいよ2b2tサーバーへ接続します。手順は以下の通りです。

  1. 設定済みのプロファイルでMinecraft Java Editionを起動します。
  2. メインメニューから「マルチプレイ」を選択します。
  3. 「サーバーを追加」ボタンをクリックします。
  4. 「サーバー名」には任意の名前(例:「2b2t」など)を入力します。
  5. 「サーバーアドレス」には「2b2t.org」と正確に入力します。Java版の場合、通常ポート番号の指定は不要です。
  6. 「完了」をクリックし、サーバーリストに追加された2b2tを選択して「サーバーに接続」をクリックします。

接続に成功すると、多くの場合、前述の待機列画面が表示されます。自分の順番が来るまで辛抱強く待ちましょう。そして、ついにワールドに入れた瞬間、あなたを待ち受けるのは「初回スポーンの現実」です。

2b2tの初期スポーン地点(ワールド座標0,0周辺)は、美しい自然とは程遠い、荒廃しきった光景が広がっています。長年にわたるプレイヤーたちの活動により、地形はクレーターだらけ、巨大な溶岩の塊(ラヴァキャスト)や黒曜石の構造物が無秩序にそびえ立ち、資源はほぼ枯渇しています。木一本見つけるのにも苦労し、地面は穴だらけで、どこもかしこも危険に満ちています。

そして何より、他のプレイヤーの存在です。スポーン地点周辺にいるプレイヤーは、基本的に新規参加者に対して敵対的であり、容赦なく攻撃してくることが多いです。「誰も信用するな」という2b2tの鉄則を、身をもって体験することになるでしょう。装備も食料もない状態でスポーンするため、飢えや他プレイヤーからの攻撃、トラップなどにより、何度も何度も死ぬことを覚悟しなければなりません。この過酷な初期体験は、2b2tが「最悪のサーバー」と呼ばれる所以の一つであり、多くの新規プレイヤーが最初に直面する大きな試練です。しかし、この混沌と絶望の中から活路を見出し、生き延びていくことこそが、2b2tの醍醐味の始まりでもあるのです。

最初の関門:スポーン地点からの脱出戦略と食料確保術

2b2tでの冒険を本格的に始めるためには、まず最初の関門である過酷な初期スポーン地点から脱出しなければなりません。スポーン地点周辺は資源が枯渇し、敵対的なプレイヤーも多いため、一刻も早く安全な場所へ移動することが目標となります。一般的に、座標0,0からオーバーワールドで数千ブロック、少なくとも7,500~10,000ブロック離れることが脱出の一つの目安とされています。

移動戦略としては、まず飢餓度を節約するために、むやみに走ったりジャンプしたりするのは避けましょう。徒歩で、一定の方向(東西南北のいずれか、または斜め方向)へひたすら進むのが基本です。オーバーワールドの主要な軸(X軸、Z軸)には「ハイウェイ」と呼ばれる道が形成されていることがありますが、スポーンに近いほど破壊されていたり、待ち伏せが多かったりするため注意が必要です。最初はハイウェイから少し離れた場所を並行して進む方が安全かもしれません。

ネザーを利用するとオーバーワールドの8倍の距離を移動できますが、スポーン付近のネザーポータルは巧妙なトラップが仕掛けられていることが多いため、初心者がいきなり利用するのは危険が伴います。もしネザーに入る場合は、Y=120付近のネザー天井に作られた比較的安全なハイウェイを目指すのが一般的ですが、そこへたどり着くこと自体も一苦労です。

食料確保は、スポーン脱出における最重要課題の一つです。スポーン地点周辺では、動物や作物はほとんど見つかりません。最初の食料源として期待できるのは、ゾンビを倒した際にドロップする腐肉ですが、食べると空腹状態になるリスクがあります。運が良ければ、他のプレイヤーが残した小さな畑やチェスト(エンダーチェストは中身が共有されるため特に貴重です)からスイカなどの食料を見つけられるかもしれません。釣りができれば魚も食料になりますが、スポーン直後に釣り竿を作るのは至難の業です。とにかく、少しでも資源が残っている可能性のある遠方へ移動し続けることが、食料確保への道となります。

基本的な心構えとして、「誰も信用しない」「常に警戒を怠らない」ことが重要です。もし身動きが取れないような悪い状況でスポーンしてしまった場合は、「/kill」コマンドで自決し、よりマシな場所にリスポーンすることを試みるのも一つの手です。スポーン脱出は、運と忍耐力、そしてわずかな知識が試される、2b2t最初の試練と言えるでしょう。

チートは当たり前?2b2tにおけるMOD・クライアント事情と注意点

2b2tの「アナーキー(無秩序)」という性質を語る上で避けて通れないのが、MOD、特に「チートクライアント」の存在です。結論から言えば、2b2tにおいてチートクライアントの使用は非常に一般的であり、ある意味ではサーバー文化の一部と化しています。ルールがほぼ存在しないため、多くのプレイヤーが飛行、高速移動、自動攻撃(キルオーラ)、透視(X線)、アイテム増殖(デュプリケーション、運営により対策されることもあり)といった様々なチート機能を持つクライアントを利用しています。

これらのクライアントは、過酷な環境で生き残るため、あるいは他プレイヤーより優位に立つための手段として用いられます。「郷に入っては郷に従え」とばかりに、他のプレイヤーがチートを使っているなら自分も使わなければ不利になる、という考え方から利用する人も少なくありません。Impact、KAMI Blue、SalHack、Inertiaといった名前が、過去から現在にかけてよく知られるJava版のチートクライアントの例として挙げられます。HorionやCoffeeといったクライアントも存在します。

しかし、チートクライアントの利用にはいくつかの注意点とリスクが伴います。まず、信頼できないソースからクライアントをダウンロードすると、マルウェアやウイルスに感染する危険性があります。また、クライアント自体にバックドアが仕込まれており、個人情報やアカウント情報が盗まれる「ラッティング」の被害に遭う可能性もゼロではありません。

さらに、2b2tの運営者であるHausemasterは、サーバーの安定性を著しく損なうような悪質なチートやバグ利用に対しては、予告なく対策を講じることがあります。これにより、昨日まで使えていたチート機能が突然使えなくなったり、最悪の場合、一時的にサーバーへの接続が制限されたりすることもあり得ます。2b2tの公式利用規約でも、サーバーに過度な負荷をかける行為や、他のプレイヤーに対する現実世界での嫌がらせなどは禁止事項として明記されています。

チートクライアントは2b2tでの生存や活動を有利に進めるかもしれませんが、必須ではありません。チートなしでプレイし、独自のスタイルで楽しんでいるプレイヤーも存在します。どのようなプレイスタイルを選ぶかは個人の自由ですが、チートクライアントを利用する場合は、そのリスクを十分に理解し、自己責任において行う必要があることを心に留めておきましょう。

総括:マイクラ2b2tの入り方完全ガイド!待機列回避から無法地帯の歩き方まで

この記事のまとめです。

  • 2b2tはルール無用のJava版アナーキーサーバーである
  • 参加にはMinecraft Java版の購入が必須
  • 公式サーバーアドレスは2b2t.org
  • 最新推奨バージョンは1.20.4だが1.21へ移行予定(互換性あり)
  • 接続には長時間待機列が発生することが多い
  • 優先キュー購入で待機列を回避可能(月額約20ドル)
  • shop.2b2t.orgが優先キューの公式購入サイト
  • 初回スポーン地点は資源枯渇地帯で非常に過酷
  • スポーン脱出には忍耐と戦略が必要
  • 食料確保は序盤の最重要課題の一つ
  • チートクライアントの使用は一般的だがリスクも伴う
  • Java版限定でありBE版では公式2b2tには参加不可
  • サーバーの歴史は長く世界は広大で傷跡が多い
  • 他プレイヤーは基本的に信用しないことが鉄則
  • 2b2tの体験は自己責任で楽しむべきもの
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この記事を書いた人

マインクラフトのピクセル建築とドット絵制作を愛するクラフター。
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