マイクラでチョコレートは作れる？カカオ豆の入手からMOD活用まで

マインクラフトの世界で、甘い「チョコレート」を作ってみたいと思ったことはありませんか？バレンタインの季節や、お菓子作りがしたい時、マイクラにチョコレートが存在するのか気になりますよね。実は、バニラ（通常版）のマイクラには「板チョコ」というアイテムはそのままでは存在しませんが、それに近い楽しみ方はたくさん用意されています。この記事では、チョコレートの代用品となるクッキーの作り方やカカオ豆の完全攻略、さらにはMODを使って本格的なチョコレート工場を作る方法まで、マイクラでスイーツを楽しむための情報を網羅してお届けします。

この記事のポイント

バニラ環境には「板チョコ」はないがクッキーで代用可能
原料のカカオ豆はジャングルバイオームでのみ入手できる
カカオ豆は茶色の染料そのものであり建築素材としても優秀
本格的なチョコ作りにはMOD導入やテクスチャ変更がおすすめ

マイクラにチョコレートはある？基本仕様と代用品

バニラ環境でのチョコレートの有無と実態
原料となるカカオ豆の入手場所と栽培方法
チョコレートの代わりになるクッキーの作り方
カカオ豆を使った茶色の染料と使い道

バニラ環境でのチョコレートの有無と実態

まず結論からお話しすると、MODなどを導入していない「バニラ（デフォルト）」のマインクラフト環境には、残念ながら「チョコレート（Chocolate）」という名前の単体アイテムは存在しません。インベントリをどれだけ探しても、板チョコやチョコバーを見つけることはできないのです。多くの初心者クラフターさんが「カカオ豆があるならチョコレートも作れるはず！」と期待してレシピを探すのですが、ゲームの仕様として実装されていないのが現実です。しかし、がっかりする必要はありません。マイクラの世界にはチョコレートそのものはありませんが、「チョコレート味」を連想させるアイテムや、カカオを使ったお菓子作りという要素はしっかりと用意されています。その代表格が「クッキー」です。また、ケーキの材料には含まれていませんが、ロールプレイとしてチョコケーキに見立てることも可能です。さらに、Java版や統合版のマーケットプレイスやアドオン、MODの世界に足を踏み入れれば、驚くほどリアルなチョコレート作りを楽しむことができます。まずは基本として、「バニラではカカオ豆を使ってクッキーを作ることが、チョコレート要素の基本である」ということを押さえておきましょう。これがマイクラにおけるスイーツ作りの第一歩となります。最近ではアップデートにより装飾の幅も広がっているため、工夫次第でチョコの世界を表現可能です。

原料となるカカオ豆の入手場所と栽培方法

チョコレート関連アイテムを作るための最重要素材、それが「カカオ豆」です。カカオ豆を入手するためには、広大なオーバーワールドの中から「ジャングルバイオーム」を探し出す必要があります。ジャングルバイオームは、巨大な木々やツタ、パンダやオウムが生息する緑豊かな場所ですが、生成確率はそれほど高くありません。もし運良くジャングルを見つけたら、ジャングルの木の幹に注目してください。オレンジ色や緑色の小さな実が張り付いているのが見えるはずです。これがカカオの実です。カカオ豆の栽培は非常に簡単ですが、少し特殊なルールがあります。それは「ジャングルの原木」の側面にしか植えられないという点です。持ち帰ったカカオ豆を増やすには、拠点にジャングルの原木を設置し、その側面にカカオ豆を持って右クリック（使用）します。土を耕す必要も、水を引く必要もありません。植えられたカカオは時間経過とともに緑色からオレンジ色へと3段階で成長します。完全に熟したオレンジ色の状態で破壊すると、1つの実から2〜3個のカカオ豆がドロップするため、ねずみ算式に在庫を増やすことが可能です。骨粉を使えば一瞬で成長するため、緊急で大量に必要な場合でもすぐに対応できるのがカカオ栽培の魅力です。農業初心者でも簡単に自動化装置が作れるので、ぜひ挑戦してみてください。なお、ジャングルの木であれば「皮を剥いだ」状態でも栽培可能です。

チョコレートの代わりになるクッキーの作り方

バニラ環境で唯一、明確に「チョコチップ」が入っているお菓子、それが「クッキー」です。チョコレートそのものがアイテムとして存在しないマイクラにおいて、クッキーは実質的なチョコレートアイテムとしての地位を確立しています。クッキーを作るためのレシピは非常にシンプルです。作業台を開き、真ん中の段に左から「小麦」「カカオ豆」「小麦」の順で横一列に並べてください。たったこれだけの材料で、一度のクラフトにつき8枚ものクッキーが出来上がります。このコストパフォーマンスの良さは、食料事情が厳しい序盤のサバイバル生活において意外な助けになることもあります。ただし、クッキーを主食として考える際には注意点があります。クッキーは満腹度の回復量が「2（肉付きマーク1個分）」と非常に少なく、さらに隠しステータスである「隠し満腹度（腹持ちの良さ）」も極めて低く設定されています。そのため、冒険のメイン食料として持っていくと、すぐにお腹が空いてしまい、食べる動作ばかりに時間を取られてしまうことになります。クッキーはあくまで、おしゃれなカフェ建築の装飾として額縁に飾ったり、マルチプレイで友達に「おやつ」として配ったり、あるいはコンポスターに入れて骨粉を作る材料として活用するのが賢い使い方です。また、オウムに与えると即死してしまうという特殊な仕様があるため、ペットを飼っている方は絶対に与えないよう注意が必要です。

カカオ豆を使った茶色の染料と使い道

カカオ豆の用途は食べ物だけではありません。実はカカオ豆そのものが「茶色の染料」としての役割を持っています。以前のバージョンではクラフトして染料に変える必要がありましたが、現在はカカオ豆をそのまま染料として使用できるため、非常に利便性が高まっています。これを使えば、羊毛、テラコッタ、ガラス、ベッド、シュルカーボックスなど、あらゆるアイテムを落ち着いたブラウンカラーに染め上げることができます。建築勢にとって、この「茶色」は非常に汎用性の高い色です。例えば、木の温もりを感じさせる内装を作りたい時、デフォルトの木材だけでは表現しきれない微妙なニュアンスを、茶色の羊毛やコンクリートで補うことができます。また、茶色の色付きガラスを使えば、シックでモダンな窓ガラスを表現することも可能です。さらに、サバイバルモードで羊を飼育している場合、羊そのものにカカオ豆を使用して「茶色の羊」にしてしまえば、毛刈りをするたびに茶色の羊毛が手に入るようになり、カカオ豆を節約することができます。カカオ豆はジャングルの木さえあれば無限に増やせるため、大規模な建築を行う際のコストパフォーマンスも抜群です。おしゃれな建築やインテリアを目指すなら、食料としてだけでなく、染料としてのカカオ豆のストックも常に確保しておくことを強くおすすめします。

もっと本格的に！MOD導入や建築でチョコを楽しむ

リアルなチョコレートを追加するおすすめMOD
ブロックで表現するチョコレート建築のアイデア
バレンタインにも使える配布ワールドの活用法
コマンドでチョコレート風アイテムを作る遊び方

リアルなチョコレートを追加するおすすめMOD

「クッキーだけじゃ物足りない！もっと本格的なチョコレート作りがしたい！」という上級者の方には、MOD（モッド）の導入を強くおすすめします。世界中の有志が作成したMODの中には、チョコレートの製造工程を驚くほどリアルに再現したものがあります。例えば、工業系MODとして有名な「Create」では、カカオ豆を粉砕し、液体チョコレートを作り、それを型に流し込んで板チョコにするという、工場さながらの工程を楽しむことができます。流れるチョコレートの川を作ることも夢ではありません。また、農業・料理系MODの金字塔である「Farmer’s Delight」のアドオンなども見逃せません。これらのMODを導入すると、チョコレートケーキ、チョコアイス、ホットチョコレート、トリュフなど、数えきれないほどのチョコレートスイーツのレシピが追加されます。単に食べるだけでなく、空腹度の回復量も優秀なものが多く、サバイバル生活の質を向上させてくれます。MODを導入する際は、前提となるForgeやFabricなどの導入が必要になりますが、その手間に見合うだけの奥深いチョコレートライフが待っています。バージョンによって対応しているMODが異なるため、遊んでいるバージョンに合わせて最適なMODを探してみてください。特に最近は、バニラの雰囲気を壊さない「バニラライク」な料理MODも増えており、選択肢は非常に豊富です。

ブロックで表現するチョコレート建築のアイデア

アイテムとしてチョコレートを作るのではなく、建築で巨大なチョコレートを表現するのもマイクラならではの楽しみ方です。「お菓子の家」や「チョコレート工場」をテーマにした建築は、見た目もポップで可愛らしく、マルチプレイでも人気のスポットになります。チョコレート建築をする際に鍵となるのは、ブロックの素材選びです。基本となるのは「茶色のテラコッタ」や「茶色のコンクリート」です。テラコッタは少しマットで乾いた質感があり、ココアパウダーがかかったようなトリュフチョコの表現に向いています。一方、コンクリートは色が均一で濃いため、濃厚なダークチョコレートの表現に最適です。さらに、ミルクチョコレートの色合いを出したい場合は、「皮を剥いだダークオークの原木」や「茶色の羊毛」を混ぜて使うと、質感に深みが出ます。ホワイトチョコなら「滑らかなクォーツブロック」や「雪ブロック」、イチゴチョコなら「ピンク色のテラコッタ」や「サクラの木材」が使えます。これらを組み合わせて、溶けたチョコが垂れているようなデザインを壁に施したり、地面をチョコの川に見立てたりすることで、夢のようなスイーツ建築が完成します。光源として「シーランタン」や「グロウストーン」をケーキのトッピングのように配置するのもテクニックの一つです。また、泥ブロックや泥レンガなども、しっとりとしたチョコレートの質感を出すのに非常に役立ちます。

バレンタインにも使える配布ワールドの活用法

自分で建築するのは苦手だけれど、チョコレートに囲まれた世界で遊びたいという方には、「配布ワールド」の利用が最適です。マイクラのコミュニティでは、バレンタインシーズンに合わせて多くのクリエイターがチョコレートやお菓子をテーマにしたワールドを公開しています。これらはJava版なら配布サイト、統合版（スイッチやスマホなど）なら公式のマーケットプレイスから入手可能です。配布ワールドの中には、単に景色が良いだけでなく、ミニゲームが楽しめるものも多くあります。例えば、巨大なチョコレートケーキの中をパルクールで登っていくアスレチックや、お菓子の迷路から脱出するゲーム、指定されたスイーツを素早くクラフトして納品する料理対決ゲームなど、多種多様です。特にマーケットプレイスには、プロのチームが制作した高品質なワールドが並んでおり、専用のテクスチャパックが適用されているため、見たこともないような美味しそうなチョコレートアイテムが実際にゲーム内で使えるようになっていることもあります。友達やパートナーと一緒にマルチプレイで遊べば、バーチャルなバレンタインデートとしても十分に楽しむことができるでしょう。自分で一から作る手間を省きつつ、最高のクオリティでチョコレートの世界に没入できるのが配布ワールドの最大の利点です。最新のマーケットプレイスでは、アドオン形式でチョコレートの食べ物を追加できるものも増えています。

コマンドでチョコレート風アイテムを作る遊び方

MODを入れるのはハードルが高いけれど、バニラの状態で少しだけ特別なチョコレートアイテムを演出したい。そんな時は「金床（かなどこ）」と「コマンド」の出番です。最も簡単な方法は、金床を使ってアイテムの名前を変更することです。例えば、レンガブロックや茶色の染料、あるいはクッキーを金床にセットし、名前を「特製チョコレート」や「本命チョコ」と書き換えます。これだけで、アイテムを渡した時に相手の画面にはその名前が表示されるため、ごっこ遊びとしては十分に機能します。さらに、Java版でコマンドを使える環境（クリエイティブモードやOP権限がある場合）なら、もっと凝った演出も可能です。giveコマンドを使って、説明文（Lore）付きのアイテムを作り出すことができます。「食べると幸せになる魔法のチョコ」といった説明文をアイテムに追加すれば、プレゼントとしての特別感が一気に増します。また、上級者向けにはなりますが、「カスタムモデルデータ」を使用して、特定のアイテムの見た目だけを板チョコのテクスチャに差し替えるリソースパックを自作または導入することも可能です。これにより、ゲームの仕様を変えることなく、見た目だけを完全にチョコレートにすることができます。サバイバルサーバーでのイベント景品などにも使えるテクニックなので、コマンド生成ツールなどを活用して挑戦してみる価値はあります。