マインクラフトの広大な海や深い洞窟の水たまり、移動が遅くて困っていませんか?
この記事では、マイクラの水中歩行のコツ、水中での移動速度を劇的に向上させるエンチャント「水中歩行(水中移動)」を徹底解説します。
入手方法から、競合する「氷渡り」との賢い選び方、さらに水中呼吸のエンチャントやカメの甲羅、水中呼吸のポーション、究極の水中拠点となるコンジットまで、水中探検をマスターするためのあらゆるテクニックを網羅。
この記事を読めば、あなたも水中を地上のように駆け巡る探検家になれるでしょう。
- 水中歩行エンチャントの効果と入手方法
- 競合エンチャント「氷渡り」との比較と選び方
- 水中呼吸エンチャントやポーションで潜水時間を延ばす方法
- コンジットを使った究極の水中活動術
マイクラの水中歩行はエンチャントで実現する
- 水中歩行エンチャントの基本効果とレベル別速度
- エンチャントの入手方法:取引・釣り・探索
- 競合エンチャント「氷渡り」との比較と選び方
- 金床を使ったエンチャント合成と修繕のコツ
水中歩行エンチャントの基本効果とレベル別速度

マインクラフトで水中をスムーズに歩行するには、「水中歩行(Depth Strider)」というエンチャントが必要です。
これはブーツ専用の特別な能力で、水中で移動する際に感じる、あの重たい抵抗感を軽減してくれます。通常、水中では移動速度が大幅に低下しますが、このエンチャントがあれば、まるで陸上を歩いているかのように快適に水中を移動できるようになります。
水中歩行エンチャントにはレベルが$I$から$III$まで存在し、レベルが上がるごとにその効果は強力になります。具体的には、レベルが1つ上がるごとに水による移動速度の低下が$1/3$ずつ軽減されます。レベル$I$では少し速くなり、レベル$II$ではかなり快適に。そして最大レベルであるレベル$III$に到達すると、水による速度低下が完全に無効化され、水中でダッシュすることも可能になります。これにより、海底遺跡の探索や水中での建築、ガーディアンのような敵対的MOBからの回避が格段に楽になるでしょう。
ただし、この効果はあくまで水平方向の移動速度にのみ適用される点には注意が必要です。上や下に泳いで移動する際の速度は変わりません。それでも、海底を広範囲に探索する際の効率は劇的に向上するため、水中での活動を本格的に考えているプレイヤーにとっては必須のエンチャントと言えるでしょう。
エンチャントの入手方法:取引・釣り・探索

水中歩行のエンチャントが付与されたブーツや、エンチャント本を手に入れる方法はいくつか存在します。最も基本的な方法は、エンチャントテーブルを使用することです。十分な経験値レベルとラピスラズリがあれば、ブーツに直接エンチャントを付与できます。ただし、出現するエンチャントはランダムなため、根気よく試行錯誤する必要があるかもしれません。
より確実性を求めるなら、エンチャント本を探すのがおすすめです。エンチャント本は、金床(かなとこ)を使えば好きなブーツに後から能力を合成できる便利なアイテムです。このエンチャント本は、様々な場所で手に入ります。最も安定した供給源は、司書の職業を持つ村人との取引です。書見台を設置して村人を司書にし、取引内容を何度も更新すれば、いずれ水中歩行のエンチャント本を提示してくれるでしょう。
また、冒険の途中で見つかることもあります。ダンジョンや廃坑、砂漠の神殿、海底遺跡といった各種構造物のチェストには、お宝としてエンチャント本が入っている可能性があります。さらに、釣りをすることでも稀にエンチャント本が釣れることがあります。「宝釣り」のエンチャントが付いた釣竿を使えば、その確率を上げることができます。どの方法を選ぶかは、あなたのプレイスタイルや現在のリソース状況次第ですが、司書との取引は長期的に見て最も効率的な手段と言えるでしょう。
競合エンチャント「氷渡り」との比較と選び方
ブーツのエンチャントを考える上で、非常に重要な選択肢となるのが「水中歩行」と「氷渡り(Frost Walker)」の関係です。この二つのエンチャントは「競合」関係にあり、通常のサバイバルモードでは一つのブーツに両方を同時に付与することはできません。どちらか一方を選ぶ必要があり、この選択はあなたの水中や水上での活動スタイルを大きく左右します。
「氷渡り」は、プレイヤーが水ブロックの上を歩くと、足元が一時的に氷ブロックに変化するというユニークな効果を持ちます。これにより、ボートがなくても海や川を高速で渡ることが可能になります。また、マグマブロックの上を歩いてもダメージを受けなくなるという副次的な効果もあります。
どちらを選ぶべきかは、あなたの目的によって決まります。海底神殿の攻略や水中建築、沈没船の探索など、水中に潜って活動することが多いのであれば、「水中歩行」が最適です。一方、大陸間の移動や水上での戦闘(例えば、ウィザーを海上で戦わせることで地形破壊を防ぐなど)を主眼に置くなら、「氷渡り」が非常に役立ちます。水中での作業中に意図せず水面を凍らせてしまうと不便なため、水中探検家は水中歩行を、水上旅行者は氷渡りを選ぶのが一般的なセオリーと言えるでしょう。
項目 | 水中歩行 (Depth Strider) | 氷渡り (Frost Walker) |
基本効果 | 水中での移動速度低下を軽減する | 水面を歩くと一時的に氷に変化させる |
最大レベル | $III$ | $II$ |
主な用途 | 海底探索、水中建築、水中での戦闘 | 水上の高速移動、マグマブロックの無効化 |
長所 | 水中での機動力が劇的に向上する | ボートなしで水上を移動できる |
短所 | 水上での移動には影響しない | 水中に潜りたい時に邪魔になることがある |
おすすめ | 海底神殿攻略や水中拠点を計画中のプレイヤー | 大陸間の移動が多い、または特殊な戦闘を行うプレイヤー |
金床を使ったエンチャント合成と修繕のコツ
エンチャントテーブルで一度に完璧なブーツを作るのは至難の業です。そこで活躍するのが金床(かなとこ)です。金床を使えば、エンチャント本を使って狙った能力を的確にアイテムへ付与したり、同じエンチャントが付いたアイテム同士を合成してレベルを上げたりすることができます。例えば、「水中歩行 $II$」のエンチャント本が2冊あれば、金床で合成して「水中歩行 $III$」のエンチャント本を作り出すことが可能です。
ブーツに水中歩行を付与する際は、他の有用なエンチャントも一緒に付けることを考えましょう。ブーツに付けられる最高の組み合わせを目指すなら、「ダメージ軽減 $IV$(防護 $IV$)」、「落下耐性 $IV$」、「耐久力 $III$」、そして「修繕」は欠かせません。これらのエンチャント本を個別に集め、金床で一つずつブーツに合成していくのが理想的です。
ただし、金床での作業には経験値コストがかかり、合成を繰り返すほどコストは増大していきます。最終的に「コストが高すぎます!」と表示されて作業できなくなることもあります。これを避けるコツは、まずエンチャント本同士を先に合成して強力な一冊の本を作り、それを最後にブーツへ適用することです。また、「修繕」のエンチャントを付けておけば、経験値オーブを拾うことでブーツの耐久値を回復できるため、貴重なエンチャントが付いたブーツを失う心配がなくなります。
水中探検をマスターする総合テクニック
- 「水中呼吸」エンチャントとカメの甲羅で潜水時間を延長
- 水中呼吸のポーション:レシピと効果的な使い方
- 究極の水中拠点「コンジット」の設置と最大効果
- 装備がない時の緊急呼吸テクニック(Java・統合版の違い)
- 海底神殿攻略に必須の最強水中装備構成
「水中呼吸」エンチャントとカメの甲羅で潜水時間を延長

水中での移動速度を確保しても、息が続かなければ意味がありません。そこで「水中歩行」とぜひ組み合わせたいのが、潜水時間を延ばすための装備です。その代表格が、ヘルメットに付与できる「水中呼吸(Respiration)」エンチャントです。
このエンチャントは、プレイヤーが水中で呼吸できる時間を延長します。通常、酸素ゲージが尽きるまでの時間は15秒ですが、「水中呼吸」エンチャントはレベルごとに15秒ずつこの時間を追加してくれます。最大レベルの$III$を付与すれば、15秒(基本)+ 45秒(エンチャント)で、合計60秒間も水中に留まることが可能になります。さらに、酸素が尽きた後の窒息ダメージを受ける確率をレベルに応じて低減させる効果もあり、万が一の状況でも生存率を高めてくれます。
もう一つ、ユニークな装備として「カメの甲羅」があります。これは、カメの子どもが大人に成長する際にドロップする「カメのウロコ」を5枚集めてクラフトできる頭装備です。カメの甲羅を装備すると、それだけで「水中呼吸」のステータス効果が10秒間付与されます。この効果は、一度水面に出て呼吸するたびにリセットされます。つまり、常に10秒間のボーナスタイムを得られるのです。このカメの甲羅に「水中呼吸 $III$」をエンチャントすれば、15秒 + 45秒 + 10秒で合計70秒という、驚異的な潜水時間を実現できます。
水中呼吸のポーション:レシピと効果的な使い方

エンチャント装備が整う前の中盤の探索や、海底神殿のような特定の目的を持った長時間の潜水ミッションで絶大な効果を発揮するのが「水中呼吸のポーション」です。このポーションを飲むと、効果時間中は酸素ゲージが一切減らなくなり、完全に水中での呼吸が可能になります。
水中呼吸のポーションは、醸造台を使って作成します。まず、「ネザーウォート」と「水入り瓶」で効果のない「奇妙なポーション」を作ります。次に、この奇妙なポーションに「フグ」を素材として加えることで、「水中呼吸のポーション(3分)」が完成します。フグは釣りや、暖かい海に生息しているものを直接倒すことで入手できます。
3分という時間でも十分に強力ですが、さらに長時間の活動を見据えるなら、このポーションに「レッドストーンダスト」を加えて効果時間を延長しましょう。これにより、効果時間が8分間に伸びた「水中呼吸のポーション(8分)」が完成します。海底神殿の内部は広く複雑な迷路になっているため、この8分間のポーションを複数本用意しておくことが、安全な攻略の鍵となります。ポーションは、エンチャントとは異なり消費アイテムですが、ここぞという場面での信頼性は抜群です。
究極の水中拠点「コンジット」の設置と最大効果

水中での活動を極め、恒久的な水中拠点を築きたいプレイヤーにとっての最終目標となるのが「コンジット」です。コンジットは、設置することで周囲のプレイヤーに「コンジットパワー」という強力なステータス効果を付与するビーコンのようなブロックです。
コンジットをクラフトするには、「海洋の心」1個と「オウムガイの殻」8個が必要です。海洋の心は海底に埋まった宝のチェストから、オウムガイの殻はドラウンドを倒したり釣り上げたりすることで手に入ります。クラフトしたコンジットは、それだけでは機能しません。「プリズマリン」系のブロック(プリズマリン、ダークプリズマリン、プリズマリンレンガ、シーランタン)で構成されたフレームの中心に、水中で設置することで初めて起動します。
フレームは、最小16個のブロックで起動しますが、ブロックを42個使用して完全なフレームを組むことで、コンジットパワーの効果範囲が最大半径96ブロックにまで達します。コンジットパワーの効果は絶大で、範囲内にいるプレイヤーに「無限の水中呼吸」「水中での暗視」「採掘速度の上昇」を同時に付与します。さらに、完全なフレームで起動したコンジットは、範囲8ブロック以内に近づいた敵対的MOBへ自動的にダメージを与えてくれる防衛機能まで備えています。まさに、究極の水中活動支援装置と言えるでしょう。
装備がない時の緊急呼吸テクニック(Java・統合版の違い)

水中探索の序盤や、予期せぬトラブルで装備を失った際に役立つ、アイテムを使った緊急的な呼吸方法も存在します。ただし、これらのテクニックにはマインクラフトのJava版と統合版(Bedrock Edition)で仕様の違いがあるため、注意が必要です。
Java版で古くから知られている有名なテクニックは、「ドア」や「看板」を利用する方法です。水中で壁にドアや看板を設置すると、そのブロックに一時的な空気のポケットが生まれ、酸素ゲージを回復させることができます。これは非常に低コストで実行できるため、多くのJava版プレイヤーに重宝されてきました。
しかし、この方法は統合版では機能しません。統合版には「ウォーターログ(水没)」という仕様があり、ドアや看板のような非フルブロックを水中に設置すると、ブロックが水で満たされた状態になってしまい、空気のポケットが生まれないのです。
統合版のプレイヤーや、より普遍的な方法を求める場合は、「マグマブロック」や「ソウルサンド」を使いましょう。これらのブロックを水底に置くと、上に向かって気泡の柱(バブルカラム)が発生します。この気泡の中に入ることで、酸素ゲージを安全に回復させることができます。特にマグマブロックは、スニーク(しゃがみ)状態で上に乗ればダメージを受けずに呼吸できるため、非常に有効な緊急避難場所となります。
海底神殿攻略に必須の最強水中装備構成
これまでに紹介した知識を総動員し、水中での最難関チャレンジである「海底神殿」の攻略に挑むための理想的な装備構成をまとめます。万全の準備を整えることが、成功への第一歩です。
まず防具ですが、素材はダイヤモンドか、可能であればネザライトが望ましいです。エンチャントは以下のように揃えるのが理想です。
- ヘルメット:水中呼吸 $III$、水中採掘、ダメージ軽減 $IV$、耐久力 $III$、修繕。呼吸時間を最大化し、エルダーガーディアンの呪い下でもブロックを破壊しやすくします。カメの甲羅にこれらのエンチャントを施すのも強力な選択肢です。
- ブーツ:水中歩行 $III$、ダメージ軽減 $IV$、落下耐性 $IV$、耐久力 $III$、修繕。神殿内外での高速な移動と、万が一の高所からの落下に備えます。
武器は、近接戦闘用の強力な剣(ダメージ増加 $V$、アイテムボーナス $III$など)に加え、トライデントがあると非常に有利です。トライデントの「忠誠」エンチャントは投げた後に手元に戻り、「串刺し」エンチャントはガーディアンのような水生MOBに対して絶大なダメージを与えます。
そして、インベントリには以下のアイテムを必ず準備しましょう。
- 水中呼吸のポーション(8分):最低でも3本以上。
- 暗視のポーション(8分):視界確保のために複数本。
- 牛乳入りバケツ:エルダーガーディアンの「採掘速度低下」の呪いを解除する必須アイテム。10個以上あると安心です。
- 食料:満腹度を高く維持できるものを1スタック以上。
- ブロック類:迷路のような神殿内で道標を置いたり、緊急時の壁を作ったりするために使います。
総括:水中歩行を軸とした総合的な水中対策が冒険の鍵
この記事のまとめです。
- マイクラでの水中歩行はブーツ専用のエンチャント「水中歩行」で実現可能である。
- 水中歩行の最大レベルは$III$で、水による移動速度低下を完全に無効化する。
- 入手方法はエンチャントテーブル、司書との取引、チェストからの発見、釣りなど多岐にわたる。
- 水中歩行と「氷渡り」は同時に付与できない競合エンチャントである。
- 水中での活動が主なら水中歩行、水上の移動が主なら氷渡りを選択するのが基本戦略である。
- 潜水時間はヘルメット用エンチャント「水中呼吸」で延長できる。
- 水中呼吸はレベルごとに潜水時間を15秒追加し、最大レベル$III$で計60秒潜水可能となる。
- 「カメの甲羅」は装備するだけで水中呼吸時間を10秒延長する特殊な頭装備である。
- カメの甲羅と水中呼吸$III$の組み合わせで、最大70秒の潜水が実現する。
- 「水中呼吸のポーション」は効果時間中、酸素ゲージの減少を完全に止める。
- ポーションはフグを材料に醸造し、レッドストーンで効果時間を最大8分に延長できる。
- 「コンジット」は海洋の心とオウムガイの殻でクラフトする究極の水中支援ブロックである。
- コンジットは起動すると、範囲内に水中呼吸、暗視、採掘速度上昇の効果を与える。
- Java版ではドアや看板で緊急的に呼吸できるが、統合版では水没仕様のため不可能である。
- 統合版ではマグマブロックやソウルサンドが緊急呼吸手段として有効である。