マイクラの終了コード1を完全解説!原因特定から解決策まで

マインクラフトを起動しようとしたら、突然表示される「終了コード1」のエラー。MODで遊ぼうとした矢先にこのエラーが出ると、本当に困ってしまいますよね。

この記事では、そんな「マイクラ 終了コード1」エラーの正体から、初心者でもわかる原因の特定方法、そして具体的な解決策までを網羅的に解説します。

クラッシュレポートの確認方法やJavaの更新、グラフィックドライバーの設定、メモリ割り当ての調整など、あらゆる手順を丁寧に説明するので、この記事を読めばきっとあなたのマイクラは再び正常に起動するはずです。

この記事のポイント
  • 「終了コード1」の正体と主な原因がわかる
  • クラッシュレポートを読み解き原因を特定できる
  • MOD環境やJava、グラボ設定の問題を解決できる
  • マイクラの再インストールや修復方法がわかる
目次

マイクラ「終了コード1」の基本と原因特定

  • 「終了コード1」とは?エラーの正体
  • 最重要!クラッシュレポートの確認方法
  • MODのバージョン不整合をチェックする
  • Javaのバージョンを確認・更新する手順
  • 最初に試すべき簡単な解決策

「終了コード1」とは?エラーの正体

「終了コード1」というエラーメッセージは、多くのプレイヤーを悩ませる一般的な問題ですが、実はこのエラー自体が特定の問題を指し示しているわけではありません。これは、マインクラフトがJavaというプログラム言語で動作していることに起因します。簡単に言えば、「何らかの予期せぬ問題が発生したため、ゲームを正常に終了できませんでした」というJavaからの汎用的な通知なのです。

このエラーが表示されたとき、その裏には様々な原因が隠れている可能性があります。最も一般的な原因としては、導入しているMOD同士の相性が悪い、あるいはMODがマインクラフト本体のバージョンに対応していないといった「MOD関連の問題」が挙げられます。その他にも、マインクラフトを動かすために必要な「Javaのバージョンが古い、または破損している」、グラフィックボードの「ドライバーが古い」、さらには「ゲームファイル自体が破損している」など、複数の要因が考えられます。

したがって、このエラーに遭遇した際に大切なのは、「終了コード1」という表示に慌てず、その背後にある本当の原因を探り当てることです。このエラーはゴールではなく、問題解決へのスタート地点。これから解説する方法で、根本原因を特定していきましょう。

最重要!クラッシュレポートの確認方法

「終了コード1」の原因を特定するための最も確実で重要なステップは、「クラッシュレポート」または「ログファイル」を確認することです。これらのファイルには、ゲームがクラッシュした瞬間の詳細な記録が残されており、問題解決のための最大のヒントが隠されています。専門的に見えるかもしれませんが、原因が直接的に書かれていることも多いので、恐れずに確認してみましょう。

まず、マインクラフトのゲームディレクトリを開きます。Windowsの場合、キーボードの「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「%appdata%.minecraft」と入力してEnterキーを押すと、簡単にアクセスできます。

このフォルダの中に、「crash-reports」と「logs」という2つのフォルダがあります。「crash-reports」フォルダには、クラッシュが発生した日時がファイル名になったテキストファイルが生成されます。まずは最新の日付のファイルを開いてみましょう。また、「logs」フォルダの中にある「latest.log」というファイルは、直前のゲームセッションの全記録です。

ファイルを開いたら、「Caused by:」や「ERROR」といった単語を探してみてください。その周辺に、問題を引き起こしているMODの名前や、「メモリ不足(Out of Memory)」といった具体的な原因が記述されていることが非常に多いです。この情報を元に、次の対策に進むことができます。

MODのバージョン不整合をチェックする

MODを導入して遊んでいる環境で「終了コード1」が発生した場合、その原因のほとんどはMODのバージョン不整合や競合にあります。MODは非常にデリケートで、特定のゲームバージョン、そして特定のMODローダー(ForgeやFabricなど)に合わせて作られています。これらの条件が一つでもずれていると、ゲームは正常に起動しません。

まずは、導入しているMODがすべて、現在プレイしているマインクラフトのバージョン(例: 1.20.1)と、使用しているMODローダーに対応しているかを確認しましょう。MODをダウンロードしたサイト(CurseForgeなど)で、各MODの対応バージョンを一つずつチェックします。一つでも対応していない古いMODが混じっていると、それがクラッシュの原因になります。

また、MODの中には、動作するために他の特定のMOD(前提MODやライブラリMODと呼ばれる)を必要とするものがあります。この前提MODが入っていなかったり、バージョンが古かったりする場合もエラーの原因となります。

もし多数のMODを入れていて原因の特定が難しい場合は、「二分割法(バイナリサーチ)」という手法が非常に有効です。まずMODを半分無効にして起動を試し、問題が起きなければ残りの半分に原因があるとわかります。このように範囲を半分に絞っていく作業を繰り返すことで、一つずつ試すよりも遥かに効率的に問題のMODを特定できます。

Javaのバージョンを確認・更新する手順

マインクラフトJava版は、その名の通りJavaというプログラム上で動作しています。そのため、PCにインストールされているJavaのバージョンが古かったり、ファイルが破損していたりすると、「終了コード1」エラーの原因となることがあります。特に、最近のマインクラフトは新しいバージョンのJavaを要求することが多いため、定期的な確認と更新が重要です。

Minecraftバージョン別のJava要件(2024年9月時点):

Minecraftバージョン推奨Javaバージョン最小Javaバージョン
1.20.5以降(1.21など)Java 21Java 21
1.19~1.20.4Java 17Java 17
1.17~1.18.2Java 17Java 16
1.12~1.16.5Java 8Java 8

現在プレイしているマインクラフトのバージョンに合わせて、適切なJavaバージョンをインストールする必要があります。例えば、Minecraft 1.21をプレイしている場合は、Java 21が必須です。Java 17のままでは起動しません。

最も確実な方法は、一度PCにインストールされているすべてのJavaをアンインストールし、その後に最新版をクリーンインストールすることです。Windowsの設定から「アプリと機能(またはプログラムのアンインストール)」を開き、「Java」と名の付くプログラムをすべて削除してください。その後、Javaの公式サイトから最新のJDK(Java Development Kit)をダウンロードしてインストールし直しましょう。この作業によって、Java環境が整理され、多くのクラッシュ問題が解決します。

最初に試すべき簡単な解決策

複雑な原因究明に入る前に、試してみる価値のある非常に簡単な解決策がいくつかあります。驚くほど多くのケースで、これらの単純な手順だけで問題が解決することがあるため、まずは落ち着いて実行してみてください。

一つ目は、「マインクラフトランチャーの再起動」です。一度ランチャーを完全に閉じてから、もう一度起動し直すだけです。バックグラウンドで何らかのプロセスが正常に終了していなかった場合など、一時的な不具合がこれだけで解消されることがあります。

それでも改善しない場合は、「PCの再起動」を試しましょう。ランチャーだけでなく、PC全体を再起動することで、メモリ上の問題や一時的なファイルのロックなどがクリアされ、システムの状態がリフレッシュされます。これにより、原因不明だったエラーが嘘のように直ることも少なくありません。

また、CurseForgeやModrinthといったMOD管理ツールを使用している場合は、「プロファイルの修復」機能が有効です。各ランチャーには、インストールされているMODパックのファイル構成をチェックし、破損や不足しているファイルを自動で修復してくれる機能が備わっています。数クリックで実行できるため、MOD環境で問題が発生した際には、まずこの修復機能を試すことを強くお勧めします。

マイクラ「終了コード1」の高度な解決策

  • グラフィックドライバーの更新方法
  • NVIDIA/AMDグラボの最適化設定
  • ランチャーでのメモリ割り当てを増やす方法
  • マイクラ本体のクリーンな再インストール
  • CurseForge/Modrinth特有の修復方法

グラフィックドライバーの更新方法

マインクラフトの描画処理は、グラフィックボード(GPU)が担っています。このGPUを制御しているのが「グラフィックドライバー」というソフトウェアで、これが古いとゲームの描画に問題が生じ、最悪の場合「終了コード1」でクラッシュすることがあります。特に、MODやシェーダー(影MOD)を導入している環境では、ドライバーのバージョンがパフォーマンスや安定性に直結します。

ドライバーの更新は、Windows Updateに任せるのではなく、必ずGPUメーカーの公式サイトから直接最新版をダウンロードして行うようにしましょう。お使いのPCに搭載されているGPUがNVIDIA製(GeForceシリーズなど)、AMD製(Radeonシリーズなど)、またはIntel製かを確認し、それぞれの公式サイトにアクセスしてください。

サイトでは、お使いのGPUのモデル名とOSを選択することで、最適な最新ドライバーをダウンロードできます。ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを進めてください。特にAMD製のGPUをお使いの場合、特定のドライバーバージョンで不具合が発生するという報告がコミュニティで上がることがあります。もし最新版に更新して問題が悪化した場合は、一つ前の安定していたバージョンに戻す(ロールバックする)ことも有効な手段です。

NVIDIA/AMDグラボの最適化設定

特にノートPCなどで、高性能な専用グラフィックボード(dGPU)と、CPU内蔵の省電力グラフィック(iGPU)の両方を搭載している場合、マインクラフトが誤って省電力なiGPUで実行されてしまうことがあります。これにより、パフォーマンスが著しく低下したり、「終了コード1」エラーで起動に失敗したりする原因となります。マインクラフト(正確にはJavaの実行ファイルであるjavaw.exe)を、高性能なdGPUで実行するよう明示的に設定することが重要です。この設定方法は、お使いのGPUメーカーによって異なります。

GPUメーカー設定場所主な操作
NVIDIANVIDIAコントロールパネルjavaw.exe をプログラム設定に追加し、「優先するグラフィックスプロセッサ」を「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に設定します。
AMDWindowsのグラフィック設定「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「グラフィック」を開き、javaw.exe を参照してアプリリストに追加後、オプションから「高パフォーマンス」を選択します。

javaw.exeの場所がわからない場合は、一度マインクラフトを起動した状態でタスクマネージャーを開き、プロセスの詳細からファイルの場所を特定できます。多くの場合、マインクラフトランチャーが使用しているJavaのインストールフォルダ内にあります。この設定を正しく行うことで、ゲームのパフォーマンスが劇的に向上し、安定性も増すはずです。

ランチャーでのメモリ割り当てを増やす方法

バニラ(MODなし)のマインクラフトはそれほど多くのメモリ(RAM)を必要としませんが、多数のMODや高解像度のリソースパック、シェーダーを導入すると、要求されるメモリ量が急激に増加します。ゲームに割り当てられたメモリが不足すると、パフォーマンスが低下するだけでなく、「メモリ不足」が原因で「終了コード1」エラーを引き起こし、クラッシュしてしまいます。

この問題は、マインクラフトランチャーの設定を変更し、ゲームが使用できるメモリの上限を引き上げることで解決できます。ランチャーを起動し、上部の「起動構成」タブを選択します。設定を変更したいプロファイル(通常は「latest-release」など)の右側にある「…」をクリックし、「編集」を選びます。

編集画面の下部にある「その他のオプション」をクリックすると、「JVMの引数」という項目が表示されます。このテキストボックスの先頭に「-Xmx2G」のような記述があります。この「2G」がメモリ割り当て量(この場合は2ギガバイト)を示しています。この数値を変更することで、割り当てを増やすことができます。例えば「-Xmx4G」とすれば4ギガバイトになります。PCに搭載されている合計メモリの半分程度を目安に設定するのが一般的ですが、大規模なMODパックでは8ギガバイト(-Xmx8G)以上が必要になることもあります。ただし、割り当てすぎると逆にシステム全体の動作が不安定になる可能性もあるため、適度な量に調整しましょう。

マイクラ本体のクリーンな再インストール

これまで紹介したすべての方法を試しても問題が解決しない場合、マインクラフトのゲームファイル自体が何らかの原因で破損している可能性があります。この場合の最終手段が、ゲーム本体の「クリーンな再インストール」です。通常のアンインストールと異なり、関連ファイルをすべて手動で削除することで、完全に初期状態に戻します。

作業を始める前に、必ず大切なワールドのデータをバックアップしてください。ゲームディレクトリ(%appdata%\.minecraft)内にある「saves」フォルダを、デスクトップなど別の場所にコピーしておけば大丈夫です。同様に、「resourcepacks」や「screenshots」なども必要に応じてバックアップしましょう。

バックアップが完了したら、まずWindowsの設定からマインクラフトランチャーをアンインストールします。次に、最も重要な工程として、先ほど開いた「.minecraft」フォルダを丸ごと削除します。これにより、設定ファイルや破損した可能性のあるデータがすべて消去されます。

その後、マインクラフト公式サイトから最新のランチャーをダウンロードし、再インストールを実行してください。インストール後、バックアップしておいた「saves」フォルダを新しい「.minecraft」フォルダ内に戻せば、ワールドデータを引き継いでプレイを再開できます。

CurseForge/Modrinth特有の修復方法

CurseForgeやModrinthといったサードパーティ製のランチャーを使ってMODパックを管理している場合、マインクラフト本体を再インストールする前に試すべき、より簡単で安全な修復方法があります。これらのモダンなランチャーは、MODパックごとに独立した環境(インスタンス)を作成する仕組みになっています。そのため、一つのMODパックで発生した問題が、他のMODパックやバニラの環境に影響を及ぼすことはほとんどありません。

もし特定のMODパックでのみ「終了コード1」エラーが発生する場合、問題はそのパックのファイル内に限定されている可能性が非常に高いです。このような状況では、各ランチャーに搭載されている「プロファイルの修復」機能が非常に有効です。

CurseForgeの場合は、問題のMODパックを選択し、「…」メニューから「プロファイルを修復(Repair Profile)」を選びます。Modrinthの場合は、MODパックのオプション画面下部にある「修復(Repair)」ボタンを押します。これにより、ランチャーがMODパックのファイルを自動的にスキャンし、不足しているファイルや破損したファイルをサーバーからダウンロードし直してくれます。この方法は、MODパックを丸ごと再インストールするよりも遥かに速く、セーブデータなどを維持したまま問題を解決できる可能性が高い、非常に優れた機能です。

総括:「マイクラ 終了コード 1」は原因の特定が解決の鍵

この記事のまとめです。

  • 「終了コード1」はJavaからの汎用的なエラー通知である。
  • エラーメッセージ自体は、具体的な原因を示していない。
  • 最も多い原因はMODのバージョン不整合や競合である。
  • 問題解決の第一歩はクラッシュレポートの確認である。
  • ゲームディレクトリは「%appdata%.minecraft」で開ける。
  • ログファイル内の「Caused by:」や「ERROR」がヒントになる。
  • MODはゲーム本体とMODローダーのバージョンと一致させる必要がある。
  • 多数のMOD環境では二分割法による原因特定が効率的である。
  • 古いJavaや複数のJavaの混在はクラッシュの原因となる。
  • Javaは一度すべてアンインストールし、最新版を再導入するのが確実である。
  • ランチャーやPCの再起動は、一時的な不具合に有効である。
  • グラフィックドライバーは公式サイトから常に最新版を導入すべきである。
  • 高性能なグラフィックボードでJava(javaw.exe)が実行されるよう設定することが重要である。
  • MOD環境ではランチャーからメモリ割り当て(-Xmx)を増やす必要がある。
  • 最終手段として、セーブデータをバックアップした上でのクリーンな再インストールが有効である。
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この記事を書いた人

マインクラフトのピクセル建築とドット絵制作を愛するクラフター。
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