マイクラの草ブロックIDを完全網羅!コマンドでの使い方も解説

「マイクラの草ブロックのIDって何だっけ?」コマンドを使おうとした時、ふと疑問に思いますよね。

この記事では、そんなあなたのための決定版ガイドです。

Java版・統合版それぞれの最新マイクラ草ブロックIDはもちろん、コマンドの基礎である/giveや/setblock、そして広範囲の整地に便利な/fillコマンドでの具体的な使い方を詳しく解説します。

さらに、特定のブロックだけを置き換えるreplace機能や、草ブロックの基本的な入手方法、効率的な広げ方まで、あらゆる情報を網羅しました。

この記事のポイント
  • 最新の草ブロックIDはJava版と統合版で異なる
  • コマンドを使えば草ブロックを自由自在に出現・設置できる
  • 草ブロックの性質(入手方法や増え方)を理解すると便利
  • IDの歴史や関連ブロックを知ることでマイクラへの理解が深まる
目次

マイクラの草ブロックIDとその種類

マイクラの象徴ともいえる草ブロック。そのIDは、実は一つではありません。ここでは、最新バージョンのIDから、過去のID、さらには見た目が似ているブロックのIDまで、詳しく見ていきましょう。

  • 最新版の草ブロックIDは?【Java/統合版】
  • なぜIDが複数?バージョンによるIDの歴史
  • 草ブロックの特殊な状態「snowy」とは?
  • 草ブロックと似ている菌糸やポドゾルのID
  • コマンド不要!草ブロックの基本的な入手方法

最新版の草ブロックIDは?【Java/統合版】

現在、マインクラフトには「Java版(PC)」と「統合版(BE:Switch, PS4/5, スマホ, Windows版など)」の2つのエディションがあり、コマンドで使う草ブロックのIDが異なります。

コマンドがうまく動作しない場合、多くはこのエディションの違いが原因です。プレイしているエディションに合わせた正しいIDを使いましょう。

Java版では minecraft: という接頭辞(ネームスペース)が付きますが、通常は省略可能です。ただし、MODやプラグインを導入している環境では、バニラ(公式)のアイテムであることを明示するために minecraft:grass_block と正確に入力する必要がある場合もあります。

以下の表に、現在の主要なIDと旧バージョンのIDをまとめました。

エディションブロックID備考
Java版minecraft:grass_block最新のJava版で使用するIDです。
統合版 (BE)grass最新の統合版で使用するIDです。
旧バージョン (数値)2ver1.12.2以前の数値IDです。
旧バージョン (文字列)minecraft:grassver1.12.2以前の文字列IDです。

なぜIDが複数?バージョンによるIDの歴史

IDが複数存在する理由は、マインクラフトの歴史的な大型アップデート、特にJava版バージョン1.13で実施された「The Flattening(平坦化)」にあります。

このアップデート以前、ブロックは「数値ID」と「データ値」で管理されていました。例えば、草ブロックは「2」、石は「1」でした。さらに、同じ石でも花崗岩は 1:1 のように、データ値で種類を区別していました。このシステムは、新しいブロックを追加しにくく、直感的でないという問題がありました。

そこで「The Flattening」によって、全てのブロックやアイテムに minecraft:grass_block のような固有の文字列IDが割り当てられました。これにより、開発者は新しいブロックを追加しやすくなり、プレイヤーもコマンドで何を指定しているのかが分かりやすくなりました。

古いバージョンの情報では数値IDが使われていることがありますが、最新版では使用できません。この歴史を知ることで、コマンドエラーの原因究明に役立ちます。

草ブロックの特殊な状態「snowy」とは?

現在のマインクラフトには、同じブロックでも向きや状態を細かく指定できる「ブロック状態(Block State)」という概念があります。草ブロックにも、あまり知られていない「snowy」という状態が存在します。

通常、草ブロックの上に雪ブロックが積もると、側面のテクスチャ上部が白く変化します。この snowy 状態をコマンドで指定すると、上に雪ブロックがないにもかかわらず、側面だけが雪化粧した特殊な草ブロックを作り出せます。

Java版でこのブロックを設置するコマンドは以下の通りです。

/setblock ~ ~ ~ minecraft:grass_block[snowy=true]

このブロックは、通常プレイでの入手は非常に困難ですが、コマンドを使えば簡単に設置できます。雪国の建築や冬の風景を作る際に、独特の雰囲気を演出する装飾ブロックとして役立ちます。ブロック状態を理解すると、建築やクリエイティブな表現の幅が広がります。

草ブロックと似ている菌糸やポドゾルのID

ワールドの景観を作る(テラフォーミング)際、草ブロックだけでなく、見た目が似ている他の土系ブロックも活用すると表現の幅が広がります。代表的なものに「菌糸」「ポドゾル」「粗い土」があり、それぞれ性質が異なります。

ブロックID (Java版)伝播する?特徴
草ブロックminecraft:grass_block明るさなどの条件が揃えば隣の土に広がる。動物がスポーンする。
菌糸minecraft:myceliumキノコ島バイオームに生成。明るさに関係なくキノコを育てられる。
ポドゾルminecraft:podzol×マツの原生林バイオームに生成。隣の土ブロックには広がらない。
粗い土minecraft:coarse_dirt×草ブロックに変化しない土。道などに使うと草が生えず便利。

特に重要なのは、ポドゾルは草や菌糸のように隣の土ブロックに伝播しない点です。そのため、松の森のような景観を作る場合は、必要な分だけ集めるかコマンドで設置する必要があります。

また、菌糸ブロックは明るさレベルに関係なくキノコを栽培できるため、キノコ栽培に最適です。これらのブロックのIDと性質を使い分けることで、よりリアルで機能的なワールド作りが可能になります。

コマンド不要!草ブロックの基本的な入手方法

コマンドを使わずにサバイバルモードで草ブロックを入手する方法もあります。

最も一般的なのは、「シルクタッチ」のエンチャントが付いた道具(シャベルが最適)で草ブロックを壊す方法です。シルクタッチが付いていない道具で壊すと、ただの「土ブロック」になってしまうため注意が必要です。

もう一つの方法は、まれに草ブロックを抱えているエンダーマンを倒すことです。エンダーマンが持っているブロックは、倒すと必ずドロップしますが、草ブロックを持っている確率は低いため、確実な方法とは言えません。

また、草ブロックは「伝播」する性質を持っています。これは、草ブロックに隣接した土ブロックが、条件を満たすと新たな草ブロックに変化する現象です。

主な条件は、土ブロックの上が明るさレベル4以上で、かつ上に不透過ブロックが置かれていないことです。この性質を利用すれば、草ブロックを一つでも入手できれば、時間をかけて広範囲を草原に変えることが可能です。

コマンドで使うマイクラ草ブロックID活用術

草ブロックのIDがわかったところで、次はいよいよコマンドでの実践的な使い方を見ていきましょう。アイテムとして入手する/giveから、ブロックを設置する/setblock、そして広範囲を一度に置き換える/fillまで、具体的なコマンド例を交えながら解説します。

  • /giveコマンドで草ブロックを入手する方法
  • /setblockコマンドで草ブロックを1つ設置する
  • /fillコマンドで草ブロックを敷き詰める
  • fill replaceで特定のブロックだけ草に変える
  • 草の伝播速度を上げるgameruleコマンド

/giveコマンドで草ブロックを入手する方法

/giveコマンドは、プレイヤーのインベントリに直接アイテムを追加する、最も基本的なコマンドの一つです。草ブロックが足りない時や、通常では入手できないネザーなどで建築を始めたい時など、様々な場面で役立ちます。コマンドの構文は非常にシンプルです。

Java版の場合:/give @s minecraft:grass_block 64

統合版の場合:/give @s grass 64

@s はコマンドを実行した自分自身を指すターゲットセレクターです。64 は個数なので、1から64の間の好きな数に変更できます。

さらに、Java版ではブロック状態を指定してアイテムを入手することも可能です。例えば、先ほど紹介した特殊な「snowy」状態の草ブロックが欲しい場合は、以下のように入力します。

/give @s minecraft:grass_block{BlockStateTag:{snowy:"true"}} 1

このように、/giveコマンドは単純にアイテムを出すだけでなく、少し凝った使い方もできる便利なコマンドです。

/setblockコマンドで草ブロックを1つ設置する

/setblockコマンドは、指定した座標にブロックを1つだけ設置するコマンドです。特定の場所にピンポイントでブロックを置きたい場合に非常に便利です。例えば、コマンドブロックと組み合わせて、特定のタイミングでブロックを出現させ、回路を起動するようなギミックを作る際に活躍します。

基本的な構文は以下の通りです。

/setblock <x> <y> <z> <ブロックID>

<x> <y> <z>にはブロックを置きたい場所の座標を数字で入力します。自分の現在位置を基準にしたい場合は、チルダ(~)を使った相対座標が便利です。例えば、自分の足元に草ブロックを置きたい場合は、以下のように入力します。

Java版:
/setblock ~ ~-1 ~ minecraft:grass_block

統合版:
/setblock ~ ~-1 ~ grass

Java版ではチャット欄で/setblockと入力した後にTabキーを押すと、カーソルが合っているブロックの座標を自動で補完してくれる機能があり、作業が格段に楽になります。

/fillコマンドで草ブロックを敷き詰める

/fillコマンドは、指定した2つの座標を対角線とする直方体の範囲を、特定のブロックで一気に埋めることができる強力なコマンドです。大規模な整地や、巨大な建築物の土台作りなど、手作業では途方もない時間がかかる作業を瞬時に終わらせることができます。

基本的な構文は以下の通りです。

/fill <始点x y z> <終点x y z> <ブロックID>

例えば、現在地から東に30、上に5、南に30の範囲を草ブロックで埋める場合は、以下のように入力します。

Java版:
/fill ~ ~ ~ ~30 ~5 ~30 minecraft:grass_block

統合版:
/fill ~ ~ ~ ~30 ~5 ~30 grass

ただし、このコマンドは一度実行すると元に戻すことができないため、実行前には必ず座標を慎重に確認しましょう。

また、一度に設置できるブロックの数には上限(通常は32,768個)があります。これを超えるとエラーになるため、広い範囲を埋める場合は何回かに分けて実行する必要があります。

fill replaceで特定のブロックだけ草に変える

/fillコマンドには、replaceオプションというさらに高度な使い方があります。これを使うと、指定した範囲内にある「特定のブロックだけ」を、別のブロックに置き換えることができます。

この機能は、不規則な地形を整える時に真価を発揮します。例えば、土、砂利、石が混在する土地で、石や砂利はそのままに、土ブロックだけをすべて草ブロックに変えたい、という場面で非常に役立ちます。

構文は以下のようになります。

/fill <始点x y z> <終点x y z> <新しいブロックID> replace <置き換えたい古いブロックID>

Java版の例:

/fill ~-15 ~-5 ~-15 ~15 ~5 ~15 minecraft:grass_block replace minecraft:dirt

このコマンドは、指定範囲内の minecraft:dirt(土ブロック)だけを minecraft:grass_block(草ブロック)に置き換えます。石や鉱石など、他のブロックには一切影響を与えません。このテクニックを覚えれば、ワールドのテラフォーミングが劇的に効率化します。

草の伝播速度を上げるgameruleコマンド

草ブロックを設置した後、「もっと早く隣の土に広がってほしい」と感じることはありませんか?そんな時に使えるのが/gameruleコマンドです。

/gamerule randomTickSpeed <数値>

このコマンドは、「ランダムティック」の速度を変更します。ランダムティックとは、ゲーム内でランダムに発生するブロックの更新処理のことで、草の伝播、作物の成長、葉の消滅など、様々な自然現象に影響を与えます。

この<数値>のデフォルト値は、Java版では3、統合版では1です。この数値を大きくすると、ランダムティックの発生頻度が上がり、結果として草の伝播などが速くなります。例えば、一時的に草の成長を早めたい場合は、以下のように入力します。

/gamerule randomTickSpeed 100

これで草は驚くほどの速さで広がります。ただし、この設定はゲーム全体に影響し、値を大きくしすぎるとパフォーマンスが低下する可能性もあります。目的の範囲が草で覆われたら、忘れずにデフォルト値に戻しておくことをお勧めします。

/gamerule randomTickSpeed 3 (Java版の場合)

このコマンドは強力ですが、使い方を誤ると予期せぬ問題を引き起こすこともあるため、慎重に使いましょう。

総括:マイクラの草ブロックIDを完全網羅!コマンドでの使い方も解説

この記事のまとめです。

  • Java版の最新草ブロックIDは minecraft:grass_block である
  • 統合版の最新草ブロックIDは grass である
  • バージョン1.13の「The Flattening」でID体系が数字から名前に変わった
  • 旧バージョンの数値IDは 2 であった
  • /give コマンドで草ブロックをインベントリに追加できる
  • /setblock コマンドで特定の座標に1つだけ設置できる
  • /fill コマンドで広範囲を一度に草ブロックで埋められる
  • /fill コマンドには32,768個のブロック数上限がある
  • fill replace を使えば土ブロックだけを草ブロックに置き換え可能だ
  • コマンドを使わない場合、シルクタッチ付きの道具で入手する
  • 草ブロックは隣接する土ブロックに光の条件下で伝播する
  • 動物の多くは明るさ9以上の草ブロック上にスポーンする
  • snowy という特殊なブロック状態がありコマンドで指定できる
  • 菌糸やポドゾルは草ブロックに似ているが性質が異なる
  • gamerule randomTickSpeed の数値を上げると草の伝播が速くなる
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この記事を書いた人

マインクラフトのピクセル建築とドット絵制作を愛するクラフター。
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